現在、各都道府県で熱戦が続いている高校野球、海外のニュースでも取り上げられて
高校野球ファン以外の方も記憶にあると思いますが、昨年の石川県大会の決勝戦の
「ミラクル星稜」の大逆転勝利。
先日、「キリトルTV」?で放送されましたが、星稜高校のエースの岩下君が9回裏に
ナイン一人一人に熱い言葉をかけ、一人一人が最後まで諦めない気持ちで応える姿が
印象的だったことを思い出していました。
あれから1年。メンバーは変わりましたが再度対戦がありました。
しかも、またまたドラマチックな大逆転劇でした。
(朝日新聞デジタルニュースより)
石川大会準々決勝で小松大谷高校が0―3の九回裏に4点を奪い、星稜高校にサヨナラ勝ちした。昨年の決勝で8―0からの大逆転負けを喫した相手に果たした雪辱。選手たちは笑顔でスタンドの声援にこたえた。
「もしかしたら何かあるかもしれない。去年と同じパターンだ」。九回裏、先頭打者の主将・下口君(3年)は不思議な予感がした。1年前の夏、8点差をつけて迎えた九回裏にくらった猛攻は相手主将の出塁からだった。さらに九回表の攻撃が3人で終わったのも同じだ。
2球目を左翼線に打ち返し二塁打。「因縁の対決」を知って駆けつけた小松大谷のスタンドが盛り上がり、球場が一気に異様な空気に包まれる。
死球、四球で無死満塁とし、内野安打と中前2点適時打で同点。さらに内野安打で満塁とし、打順は4番の西田君(3年)。
西田君は下口君らとともに昨夏もレギュラーだった。1年前、決勝の翌日に選手たちは部室で黙々と掃除をした。大差をつけてチームに慢心が漂ったことを猛省し、部室のホワイトボードにはその試合のイニングを手書きした。それは今も消えずに残っているそうです。
「甘えをなくそう」。技術の向上以上に、それぞれが自分と向き合い、朝の掃除が日課となったとのこと。
「あの日のことを一日も忘れたことはない」と話す西田君。「絶対かえす」と打席に向かう。強く振り切った打球は高く、深くレフトへ上がる。決勝の犠飛となってサヨナラ勝ちし見事にリベンジを果たした。
昨年の星稜高校も今年の小松大谷高校も最後まで諦めない姿勢が良い結果を生んだと
思います。
高校生の技術はそんなに大きく変わりはないと思います。ギリギリの勝負の中で、勝ち
たいという気持ち、甲子園に行きたいという気持ちの強さで結果が変わると感じました。
高校野球のほとんどの選手はこの夏負けて終わってしまいます。
勝ったチームも素晴らしいが、負けても学ぶことがあるし次につながる、それを見た方
にも感動をあたえると思います。
これがスポーツの素晴らしさ、高校野球の素晴らしさだと思います。
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