NBA2014-2015シーズンが終わった・・・
応援していたキャブスは、ファイナルまで進んだが2勝4敗で優勝できなかった。
レブロン・ジェームズが5年ぶりに地元に戻り、若手が多いチームでどれだけ出来る
か注目していたが、振り返れば怪我に泣かされたシーズンだった。
シーズン序盤に、センターのアンダーソン・バレジャオがアキレス腱断裂で離脱した
がトレードで獲得した選手がチームにフィットし、イースト2位でプレーオフに進出。
プレーオフ1回戦の最終戦ではケビン・ラブが肩を脱臼し離脱したが、控えのトリスタ
ン・トンプソンの活躍もあり、なんとかファイナルまで勝ち上がった。しかし、ファイ
ナルの第1戦でカイリー・アービングが膝を骨折し離脱したが、それでもファイナルで
2勝もあげたのだから大成功のシーズンだったことは間違いない。
「ビッグ3」のうちの2人が離脱し(正直アービングがいなくなった時点でスイープ負
けを覚悟した)、その後2連勝し優勝できるかもと期待を持たせてくれたので堂々と胸
を張ってもいいシーズンだったと思うが、シリーズ終了後のレブロンの顔には笑顔は
なかった。
敗退後の記者会見に重い足取りで現れたレブロンは、こう言った。
「ファイナルで負けるよりはプレーオフに出ないほうがましなのではと思い始めて
いる。プレーオフに出なければ、ここまで傷つくことはないのだから……」。
ファイナルに出て、優勝を間近に感じたからこそ、手が届かなかったときに深く傷
つく。それはファンだけでなく、実際にコート上で戦うレブロンも同じことだった。
イースタン・カンファレンス・ファイナルでアトランタ・ホークスに勝ち、ファイナル
出場を決めたとき、レブロンは喜びの中で言っていた。
「僕はやりかけの仕事は最後までやり遂げるべきだと思うタイプの人間だ。クリーブ
ランドだけでなく、オハイオ州北東部の人たち、そしてワイン&ゴールド(キャブズ
のチームカラー)を愛する世界中の人たちが経験してきたこともわかっている」。
「シーズンが始まったときには、ファイナルに出ることは予想できなかった。チーム
が若く、経験が浅かったから、成長しなくてはいけないことはわかっていた。でも、
僕のリーダーシップについてきてくれたら、彼らをそれまで経験したことがないところ
まで連れていけることはわかっていた」。
私もショックを受けたが、ファイナルに出て、優勝まであと2勝のところまで近づいた
ことで、その目標は達成したと思う。
レブロンや他の選手も最後までいいプレーをしてファンも選手も手応えを感じたと思う。
「やりかけのままに終わった仕事」は、来シーズンに引き継がれることを期待する。
レブロンがいる限り、キャブズには、「また来年がある」。
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