16日(現地15日)NBAは、ネバダ州ラスベガスで行われていた“サマーリーグ”
(5~15日)でNBA全チームの若手約450名と中国代表・クロアチア代表等が
参加した中から、顕著な活躍をしたベストメンバーを発表し、
ワシントン・ウィザーズの八村塁選手が “セカンド・チーム” に選ばれました。
八村選手は3試合に出場し、チーム最多の1試合平均19.3得点、7リバウンド、1.7
ブロックと攻守で活躍。
12日のアトランタ・ホークス戦では、チーム最多の25得点を挙げるなど存在感を見せて
ベスト5にあたる “ファースト・チーム” 入りしても良いような活躍をし、
ドラフト1巡目全体9位指名の実力を証明したと思います。
サマーリーグMVPに選ばれたのは、八村選手と同じゴンザガ大学でチームメイトだった、
今年のドラフト1巡目全体21位指名されたメンフィス・グリズリーズの
ブランドン・クラーク選手でした。
今年のNCAAで一緒のチームで頑張っていたクラーク選手の大活躍は、
八村選手には刺激になって良かったと思います。
この2人が、NBA1年目で新人王を争い、NBAオールルーキー・ファーストチームに
選ばれるようになれば最高ですね。
2人とも大きな可能性を感じさせる “サマーリーグ”でした。
そして、サマーリーグに参加したBリーグの日本人スター選手2人が苦闘しました。
馬場選手は5日のブルックリン・ネッツ戦で19分の出場で5得点、6日のヒューストン・
ロケッツ戦で17分の出場で8得点と予想以上の出来で、日本でも指導経験のあるアメリカ人は、
馬場選手について「少なくともGリーグ(NBA下部リーグ)には行けるだろう」
と話していました。
しかし、3戦目は7分の出場で3得点、4戦目は6分の出場で無得点でした。そして、
ディフェンスでも相当苦しんだようで、大きくて身体能力が高い選手には押し込まれて
得点を許すシーンもありました。
比江島選手は、5試合中3試合に出場し無得点に終わり
「ただ、自分に実力がないだけ」と切ないコメント。
日本代表で「エースのひとり」と称され、昨シーズンのBリーグMVPは、
日本とNBAの距離間を感じたようです。