NBAは中断していますが、2週連続NBAネタでいかせていただきます。
“神様” マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズ他)と、
“キング” レブロン・ジェームズはどちらが史上最高の選手か?
これは、バスケットボールにおける永遠のテーマといえます。
ジョーダンは30歳の時にMLB挑戦を目指してコートを離れるなど、2度の引退期間があり
常々比較においてエクスキューズがついて回ってきた。しかし、高校からNBA入りして
17年間プレーしてきたレブロンも2012年に念願のリーグ初制覇を果たし、比較の対照
とされてきた優勝経験の有無をクリア。個人成績もジョーダンを上回る項目も増えている。
【2人の成績比較】
2人がNBAで成し遂げてきた実績を比べてみると、優勝回数(ファイナルMVP受賞)、個人
タイトルにはジョーダンに分があるものの、“神様” とほとんど遜色ないレベルに近づいている。
現地では、「チャンピオンリングの数」「ジョーダンがNBAのゲームを変えた…」などと
今でもジョーダン支持派が多いらしい。
ジョーダンは今年1月、「私たちは異なる時代でプレーしている」と世間の比較論に釘を刺し、
「彼は信じられない選手。世界で指折りだ。異なる時代と比較する傾向は当たり前で、それは
続くと理解している。私は彼のファンだ。」とレブロンを称賛していた。
【2019時点の比較】
私としては、通算得点、通算リバウンド、通算アシストの個人記録はレブロンがすでにジョーダンを
上回っていて、今シーズン史上初の通算30,000得点、9,000リバウンド、9,000アシストを達成しているし、
ジョーダンが持っていた連続2桁得点試合記録(866試合)を2年前に抜き去り(現在も更新中)
35歳となった今も衰えを感じさせないプレーを見せている、レブロンが史上最高の選手と思います。
レブロンのプレースタイルは、得点力があることと、パス能力も高く、ポイントガードからセンターまで
ガードできる守備力も併せ持つオールラウンダー。長身でありながら、ガードのスキルを有しており
「ポイントフォアード」という地位も確立し、5つのポジションをこなすことが出来る。
ジョーダンとよく比較されるが、“名ポイントガード”マジック・ジョンソンに近いという意見もある。
“シャック”ことシャキール・オニールは、「レブロンは、ジョーダンの能力を備えたマジックみたいな
ものだ。」と称している。
NBA解説者で元日本代表センター(現江戸川大学教授)の北原憲彦氏は、年齢を重ねても
フィジカルの強さ、視野の広さ、ゲームの支配力があり、まったく衰えしらずのレブロンを
「スーパーコンピューター搭載のブルドーザー」と例えていたのは今年一番の名言です。