12日(現地11日)、フロリダ州オーランドのディズニーワールド内にある隔離施設
アドベントヘルス・アリーナ(通称 “バブル” )にて、NBAファイナル「ロスアンゼルス・
レイカーズ対マイアミ・ヒート第6戦が行われ、レイカーズが106-93で勝利し、レイ
カーズは通算17度目、レブロン・ジェームズは4度目のチャンピオンとなりました。
ファイナルMVPは、チームリーダーとして優勝に導いたレブロンが選ばれた。(4度目)
【ファイナル平均:29.8得点、11.8リバウンド、8.5アシスト、1.2スチール】
NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、ファイナルMVPに与えられる『ビル・
ラッセルトロフィー』を手渡すにあたり、「彼の名前もいずれ何らかのトロフィーに
冠されることになるでしょう」と最大限のリスペクトを込めた言葉を贈りました。
そのリスペクトこそ、レブロンが求めていたもの。ファイナルMVPのトロフィーを
受け取ったレブロンは一番に、「このフランチャイズを元にいた位置に戻すという約束を
実現できてうれしいし、レイカーズも僕自身もリスペクトを勝ち取りたかった」と語った。
レブロンは偉大なキャリアを持つ一方で、「イースタンカンファレンスで勝ててもウェスタン
カンファレンスでは勝てない」と言われていた。しかりレイカーズは、強豪ひしめくウェスタ
ンでレギュラーシーズン1位となり、プレーオフではブレイザーズ、ロケッツ、ナゲッツと
難敵ばかりとの対戦ながら、ねじ伏せてきた。ファイナルの相手は自身の古巣であり、初優勝
したチームでもあるヒート。ヒートは、ジミー・バトラーを中心にまとまり若手が急成長して
ウェスタンのライバル以上に厄介な相手だった。それでもレブロンはチームメートを信頼し、
そして自分が引っ張るんだという強い気持ちでチームを勝利へと導いた。
GOAT(歴代最高の選手)かどうかの議論にレブロンは、「それは皆さんに判断してもらいたい」
と立ち入ろうとはしない。彼が語るのは自分のチームと仲間のこと。「僕はすべてをチームメートに
捧げてきた。身体も心もすべてを捧げてきたんだ。最高のチームメートになるというのは、必要な時
にそこに立つことだ」と、チームを引っ張る気概を語った。
レイカーズのフランク・ボーゲルヘッドコーチは、「レブロンはバスケ史上最高の選手だ。そんなこと
は分かっているよ、とみんな思うだろうけど、違うんだ。彼と毎日会って、指示を出し、彼がどう考えて
どう修正して、チームを引っ張ってきたかを見ないと分からない。彼のコーチを務めることができたのは
素晴らしい経験だ。シーズンを通じてリーダーシップを発揮し、約束の地へとチームを導いてくれた」
オバマ前大統領は、「友人であるキング・ジェームズの4回目のファイナル優勝と4回目のファイナル
MVPを誇りに思う」とツイート。さらに、17シーズンにわたり結果を出し続けてきただけでなく、
コート内外で見事なリーダーシップを発揮して期待を上回ってきたとし、「教育、社会正義と民主主義
のために戦い続けてくれている」とレブロンを称賛した。
コロナ禍でシーズンは3月に中断。今シーズンは終了し、もうNBAが観られないのでは?とも思いました。
7月末からディズニー・ワールド・リゾート内の施設を貸し切って再開、シーディングゲーム(順位決定戦)から
、プレーオフ、ファイナルと約3か月間同じ場所での生活を強いられた選手は大変だったと思います。
同時に、施設内約6500人のスタッフも大変だったと思います。期間中、選手に一人も感染者が出なかった
ことが素晴らしいことで、NBAが150億円以上かけて開催したことは大成功と言えます。
今シーズンは、忘れられない特別なシーズンになりました。
レブロン・ジェームズベストプレー2020ファイナル
https://youtu.be/eK2kTEmaxHI?list=TLPQMTQxMDIwMjB3TkfB8IXZBQ
2020ファイナルミニムービー
https://youtu.be/oj7FAnJuQSI?list=TLPQMTQxMDIwMjB3TkfB8IXZBQ