台風7号は宮城県内では大きな被害はありませんでしたが、お盆の時期に日本に直撃しましたね。
台風は、私たち日本人にとってはこの時期は当たり前のことですが、外国人のほとんどは台風の
経験がないそうで、危機感を感じることなく街や観光地には外国人観光客の姿が見られました。
観光地「富士山」では、こんな天候でも、以前から問題となっていた外国人の迷惑行為が
相次いでおり、今回書かせていただきました。
台風の影響で天候が悪くなり、明るいうちに下山する登山客の姿もありましたが、14日午前0時
ごろ、8合目にある山小屋では、外を囲むように外国人登山客の方々が風雨を凌いでいました。
8合目の山小屋「池田館」の方の話です。
「多くの外国人の方がいました。ただ、登山客のキャンセルがあったということで外国人の方を
受け入れられるようになり急きょ受け入れた。雨を凌いで登山を続行する人の中には軽装の外国
人も非常に多く、この時期でも山頂は5℃ぐらいなので、相当な気温差があるんですけど、
それをわからない方や、濡れたまま寝袋に入る人も多くいた」ということで、「池田館」の方は
「命にかかわると思って受け入れたけれども、無謀な外国人の登山客には困っている」
と言っていました。
5合目付近の休憩所では信じられない光景が・・・
休憩所のプレハブの下で、コンロに火をつけている人がいます。そして、そのそばにいる人が
たばこを手にしています。登山ガイドが日本語で呼びかけても無視しています。
富士宮口ガイド組合
「火気を使用し、吸ったたばこもそこでポイ捨て。常軌を逸しています!
プレハブに引火したら死人が出ますよ!」
こんな人もいましたね。
フランスからの “弾丸登山“ 客は準備不足を反省
「これ以上は無理だ。風が強くて寒い。初めは登るつもりはなかったけど、山開きしたと聞い
たから。ライトや雨具などは全部直前に100円ショップで買いました。そもそもが準備不足
でした」午後9時半に5合目を出発し、山頂を目指す予定でしたが、寒さと疲れで動けなく
なってしまったそうです。
アルピニストの野口健氏
「台風情報が報じられている中、それでもあえて決行するのならば救助する必要なし」と指摘。
「1番、間違いないのは危険な天候の際は5合目までの道を封鎖すべき。『通行止め』制度を
取り入れるべき」とし、「強風により体が飛ばされたり石が飛んできて亡くなるケースもあり
ます。何よりも救助隊隊員の生命が大切」と主張しました。
野口さんの『通行止め』制度と、『救助隊の生命を優先する』ことは、正しいと思います。
また、携帯に届く警戒通知のほとんどは日本語で、外国人には全く伝わりません。
危険を誰にでも分かりやすくどう伝えるかという問題も考えるべきだと思います。
私は、「山をなめるな!」と子供のころに言われた記憶があり、山に行くときの服装や
どんな天候になるかは気を遣います。素人の私には、登山のルールなどはわかりませんが、
どこに行くときも人さまの迷惑になるような行為はしたくないなと感じました。