地球はつらいよ!

思いつくまま
 写真は、戸沢村角川地区沢内のビオトープ。雑木林、炭焼き小屋、ため池、水田が写っています。ここに行くと、ホッとします。自然の恵みを活用してきた山村の歴史が、このような美しい景観を生み、そして、いろんな命を育んできました。
 でも、食の変化や経済性を追求する現代社会の影響で、どんどんこのような風景が消えています。ぜひ、後世に伝えていきたいですね。人任せでは残せませんが。
 土曜の6月4日、戸沢村角川でビオトープの木道を作りました。おとなも子どもも力を出し合って、半日ほどで完成しました。
 日本各地の山里は、過疎、高齢化、少子化の進行で元気をなくしている所が少なくありませんが、ここ角川では、みんなニコニコ。里山を活用した環境教育が、地域の結束を生んでいるようです。楽しいね、ここは!
 山形の各地に、いろんなタイプの温泉があります。私のように度々入る者は、方々の割引きサービスのお世話になりますが、その中でも大好きなのは「湯めぐり季」@さくらんぼ東根温泉。
 1,000円出すと、写真のような3回分の回数券(湯札)をくれます。温泉街のほとんど全ての旅館、公衆浴場で利用でき、通常1回350円〜1,000円の日帰り入浴を3回楽しめる仕組みです。掛け流しのヒノキ風呂や露天風呂は、最高に気分がよくなります。湯札が使い捨てでないところが、素晴らしいですね。紙の回数券が一般的ですが、地球環境にはハイ・インパクトだと思います。
 なお、利用時間が決まっている所もありますので、ご注意を!
 
 さくらんぼ東根温泉 → http://www.higashineonsen.com/
 写真はご覧の通りの、つけめん(メンマ入、大盛750円)。酷暑の山形では、これからこれを食べる機会が増えますが、このジャンルも立派な日本の食文化です。
 食べながら、ふと考えました。これに国産品は、どれだけあるのかと。小麦粉、しょう油、食塩、食用油、海苔、メンマ・・・。ネギまで輸入となると、もしかしたら水とタクワン以外は、全て輸入かなぁ?海苔は、100%自給でしたっけ?
 「国産品が安全で安心だ。」という自論ではありません。食材を日本に運んでくるために、大量のエネルギーが使われていることが悲しいです。手近にある食材に関心を持ち、地産地消が当たり前にならないとね!
 写真は、ベニシジミ(シジミチョウ科、ベニシジミ亜科)。ごく普通に野山で見ることが出来るチョウです。こんなチョウが、ごく普通に見られることって、ホントは幸せなことじゃないでしょうか?
 地球温暖化が進めば、こんなチョウも見られなくなるんでしょうね。
 写真は、舟形町で栽培しているジャンボマッシュルーム。日本では、大きい完熟のマッシュルームをポットベラ(=イタリア語)と読んでいるようですが、種的には同じものらしいです。ご覧のとおり肉まんぐらい大きくて、味は濃厚。この美味さ、病み付きになりますね。
 ここのキノコは、首都圏や関西圏のレストランなどへ直販されていますが、オーダーすれば買うことが出来ます。
 「美味ければ、人の手を介して仲間が増やせるぞ!」、、、そんなマッシュルームの戦略が聞こえてきそうな逸品です。

 ※舟形マッシュルーム → http://www.f-mush.com/
 私の好きな本に「オオカミと石のスープ」という絵本があります。オオカミと強かな(したたかな)家畜たちのエピソードの本ですが、その時々で動物たちが善良に見えたり、悪者に見えたりするので飽きません。

 → http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198613168/503-9009667-2432735?v=glance&n=465392