今年何かをやると、令和初という冠がつきますね。
みんな少しずつ令和という新しい時代に思いを込めつつあると思います。
平成は日本としては戦争を経験しない平和な時代でした。
もっとも甚大な被害をもたらした災害が頻発した時代でもありました。
災害は人の力ではどうしようもない部分が大半ですが、せめて人心が落ち着いて、
人々のお互いに対する信頼感が充ちていくような時代であってほしいと願っています。
そんな願いを込めた山登りがある、と聞いて、すぐに参加を決めたのでした。
仙台市北部大和町に七ツ森という広く市民に親しまれている山群があります。
一番高い笹倉山(大森山)でも標高500mほどの低山群なので、
子供でも十分登れますし、近くの南川ダム湖畔にはデイキャンプに最適な広場もあります。
確かに1座だけ登るなら大したことはないのですが、1日で全部登るとなると、
ベテランクライマーでもヒーヒー言う、と言われています。
何しろ登っては下り、下っては登るを7回繰り返すのですから。
1日で7座すべて登ることを七がけ(七薬師がけ)と呼び、祈願が成就すると言われているそうです。
そして、1年に1度だけ5月8日の山開きの日は、笹倉山1座を登れば、7座登ったのと同じ
ご利益があるとされており、地元民がご覧のとおり、集まってきていました。
今回声をかけてくださったS氏の発案は、そういう伝統の更に上を行っています。
それぞれ独立した峰が7つある、と思われていますが、正確には8つあるのです。
たがら森という名前で標高も220mと低いことは低いのですが、森ではなく立派な山です。
5月8日に笹倉山1つでご利益があるとすれば、残り7座も同時に登れば2倍のご利益が
得られるはず。1つは東北復興を願って、もう1つはそれぞれの願いを、という発想。
私はもう1つを令和安寧としました。人心が安定すれば、あとは本人の努力次第。
ということで新緑の山道を朝7時出発し、夕方6時まで11時間かけて踏破しました!
ヤマツツジが綺麗。
ブナの新緑。
笹倉山の中腹から南川ダムを望む。
イモリがいたり、
モグラの死骸に遭遇したり、
同行の仲間たちとワイワイ登ってきました。
ルートは、鎌倉山⇒遂倉山⇒たがら森 ⇒車で⇒ 笹倉山(大森山) ⇒車で⇒
南川ダム湖畔で昼食べて ⇒ 松倉山⇒撫倉山⇒大倉山⇒蜂倉山
歩数にして33000歩でした。
この記事へのコメントはこちら