茨城県常陸太田市に竜神峡大吊橋というのがあります。
先日、倫理法人会の講話の前に少し時間があったので、訪ねてみました。
橋の長さは375m、歩行者専用の橋としては日本最大級の長さだそうです。
そして、ダム湖面からの高さは100m、バンジージャンプのメッカでもあるようです。
320円の入場料を払って渡ってみました。
真ん中あたりにロープが垂れていて、「ははーん、あそこでバンジージャンプを
やるんだな」と思って見ていたら、人が出てきました。
「おっ、やるんだな、こんな寒い時でも。。。」
若い女性のようです。両手を拡げ、思いきりよく飛んでいきました。
何度もやっている愛好家なのか、はじめてやったのかわかりませんが、躊躇なく飛んだ
感じでした。
このバンジージャンプ、起源はバヌアツ共和国で行われる「ナゴール」という成人の儀式
だと言われています。暴力的な夫から逃げていた妻が木の上で追い詰められて飛び降りた
ところ、足にツタを巻いていた妻は助かり、追いかけて飛び降りた夫は死んだという
出来事から誕生したとのこと。
ここ竜神峡大吊橋のバンジージャンプは、1回17000円。
高いか安いか、人それぞれだと思います。何のためにやるか、ですね。
下衆の勘繰りですが、一番は、人に自慢したい、ではないかなぁ。
もちろん単純に、次元の高いスリルを味わいたい、ということもあるでしょうし、
グズつく心を変えたい、心の恐怖を乗り越えられる自分に変わりたい、などという人も
中にはいるかもしれません。
私自身もかつて、裸足での15mの火渡りや、16mの電柱に登っててっぺんに立つ
(そういうアクティビティ専用の電柱)やつとか、そんなこともいくつかやりました。
それらはまさに、心の恐怖を乗り越えて、やろうと思えばなんでもできる、という
心の枠を取り去るプログラムの一環としてでした。
それが日常に生きているだろうか??
まあ、生きているとも言えるし、そうでないとも言える。
やろうと思えばできる、っていう心ができているという点では生きているのかな。。。