老兵の半生(トップの役割1)

まず今回、金融のトラブル、円高、株安それらの原因は
すべて、哲学のない企業経営者達の自己利益優先主義
による仕業だといわねばならない。
特にアメリカ合理主義の犠牲で、この日本国経済が
不況に巻き込まれた。
偏った情報とは、いい情報、悪い情報
一方だけを重視して、判断することである
例えば、円高は輸出には不利だが、輸入には有利
景況は悪いが、輸入品の相場は世界不況のため下がり
続けている。其の上円高のため二重に安く買える。
そんな情況の中でも、不況を理由に人員の削減が
毎日のように報道されている。これもトップの長期的
経営計画の理念がない経営の責任であり、政治も
企業も、その場その場で、考えが変わる刹那主義の
オンパレードである。
政治が悪い、景気が悪いと責任天与をしても
中小企業の経営者にとっては、どうにもならない事で
ある。其の企業の運命は、社会の支持があるか
ないかで、倒産したり、生き残ったりすると私は
思っています。どんなに大変な経営でも社会が必要と
思う企業は残る、どんなに今儲かっていても社会が
必要としないと判断したら、明日にでも倒産である
其のいい例が、アメリカビックスリーの補助金
問題である
要はトップの経営に対する、哲学の問題である。
(トップの役割2)につづく

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