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一雨ごとの秋の深まり










朝夕の涼しさは、日を追うごとに強まり、一雨ごとに
秋は深まってゆく。早いもので昨年のリーマンショックの
大不況の始まりから、もう一年を経過しようとしている
景況は底どまりから、上昇へ転機しつつあると言われ始めている
が、なお厳しい情況の毎日である。
しかしながら此処まで生き延びてきたのは、確かであり
各、地元企業の健闘振りには、光るものがある。
季節はいつもの年のように、其の装いを変えることなく
秋を深めていく。自然のなりわいの普遍化に敬意を覚える。
企業経営もこの様にありたいと願うばかりである。

一人部屋での職務

今まで長年総務のデスクで、
会社業務を行なってきましたが、今回別の部屋のデスクに
移動してから一ヶ月たちます。
この部屋はもともと応接室として、作ったものです。
会社を創立してから、今年で38年細部にわたるところまで
すべてワンマン的に、指示して来ましたが、少し次世代のため
離れて見ようとの思いがありました。すべてが見える場所では
ついつい口も出ますし、手も出ます。まして総務には社内の
すべての情報が、毎日山ほど集まってきますし業者、その他の
来客も多く、目に触れます。
他の社員で充分対応できる事柄でも、ついつい私が対応してまう
事が多かったわけで、それでは次世代の成長する芽を摘んでいる
感じが最近してきておりました。
ましてこの不況下、雑務に追われることなくじっくりと
一人戦略を練る、環境が必要であったのかも知れません。
最近部下の報告や相談が、的確になってきたような気がします。
私の部屋を訪れては、良く報告や連絡や相談を今までとは違って
まめにするように成ってきました。
総務にはそのままデスクを置いてありますので、時々座りに
いきますが、快適な一人部屋での職務をこなしている昨今です。

大正大学の一年生来社

レインボープラン推進協議会 会長の江口氏より
大正大学フィールドワーク講座についての協力依頼を受けまして
9月14日10時~11時40分までの、100分間のレクチャーを行い。
32名の学生に、物づくりを通しての地域づくりと、人の絆という
趣旨のお話をいたしました。
彼らは11日~15日まで滞在し、長井地区の様々な産業や地域
作り活動の実態を、学んでいくのだそうです。
この地での、フィールドワークが、彼らの今後の成長の肥やしに
なれば幸いとおもいます。





那須烏山製造業の方々が來市されました

長井市のレンボウプラン、長井工業高校、日進電子等の
視察をし、夕方から西置賜産業会の若手金属系製造業種の
経営者との、情報交換並びにこれからの製造業に、ついての
意見交換をいたしました。













祇園精舎の鐘

先日古い友人が経営する工場が自己破産したと、新聞紙上で
知る。創業者でもある彼が、どうしてと愕然とする。
創業四十数年を得て、今此処での終焉である。人柄も良く
技術に優れ、いち早くITを導入しての最新の製造システムを確立
してたのになぜと惜しまれる。

平家物語の冒頭に書かれている前ぶりに
祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ
偏に風の前の塵に同じ。とある

世の習いとはいえ、人の生き方も、会社の存続も有限であり
祇園精舎の鐘の響きと共に、歴史は刻まれていくのだろうが
それにしても、我々年代ともなると身につまされる。