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勝率五割の人生

相撲の世界では、八勝七敗と七勝八敗では大きく違うが
人の生き方の中では、おおむね一生を通じて五割の勝率で
あれば幸せな一生といえると、何かの本に書かれていたのを
記憶している。生まれて来たとき人はゼロから出発して
数々の勝敗を経験して、人生を卒業するときに又ゼロに
なって生涯を終わる。

若い世代は勝敗の比率が大きく揺れながら喜んだり、
悲しんだりの差が大きい生き方が大半であると
思われるし、一喜一憂の時間を味わう事が常となる
仕事にしろ、家庭にしろ何とか勝率を上げようと頑張る
だから其の時代は、人の生き方が躍動的で輝いて見える。

年を重ねてくるにしたがって、必然的に安定した勝率五割の
生き方になってくる感じがする。それが自然体で生きる事の
極意かも知れないが、中々そうなれないのが人間の性である
政治家や元官僚の天下り先企業が、自分の勝率を上げる
ために良心を売ってまで、政争や利益確保に血道を上げて
いる現状に、甚だ憂いを感じ震災や原発事故の復興、収束に
大きな不安を感じている今日この頃であります。

天気晴朗なれど、花風が吹く

気持ちよい五月ばれのひと時
二日酔いの頬に、花風が心地よい






ノミビト達が戻ってきた

昨夜久しぶりに、若い人達が集まる店"J"と比較的団体客
の多い"D"の店を梯子してきた。
店内はいずれも平日と言うのに、客で賑わっていた
色々と店の景況など聞いて見ると、漸く震災前の客数に
戻ってきてるという。面白いことにこの二つの店は
客層がはっきりと違う"J"は若い世代が多く、"D"は中年の
年代が多い。又客の接客や雰囲気作りもそれぞれに
特色があり、共通しているのが比較的値段が良心的であり
ママの人柄が良く、初めての客に対しても、常連にも
笑顔で平等に接してくれている事だ。
街中でも①②を争う集客能力の経営をやっていると評判
であるが、色気に頼らない媚びない姿勢も好感が持てる。
いつも思うのであるが、我々中小企業の顧客に対する
接し方にも、少し取り入れたら営業活動が飛躍的に伸びる
のではないかと、思うことがある。どんな商売にしろ
顧客の心をつかむ事の出来る接し方を、もっと勉強すれば
どんな景況の中でも、生き延び継続し続ける経営は
不可能ではないと、飲みながら改めて感心してきた。

長井法人会総会

昨日長井法人会の総会があり、出席して来た
何時もの通り議題は原案通りエレベーターの如く
処理され、意見が出る事も無く可決。
役員改選も再任で決定、懇親会に入る。
公益法人を目指す大事な時期であるにも関わらず
新しく変わろうとする動き無し
会員にとってそれが一番、無難で楽であるのは間違いない
東日本震災の復興の最中である、国全体の中でも政府の
動きはとろとろとしか進まず、原発事故に対しては責任
逃れと、揚げ足取り、情報の隠蔽、場当たり的な対策で
肝心の収束への道が遠のくばかり、強いリーダーシップを
誰も取ろうとはしない。下も上も似たような施策で
楽に事を運ぼうとする。気がついて見ると次世代に
大きな禍根を残すばかりである、放射能汚染水がどんどん
トイレの無い住宅に住み、垂れ流すように増えていく。
何とか今までの安易な考えを、変えなければならないのでは
ないか。

「ラブレータ」と「キス」の日

車で走行中、ラジオから今日(5月23日)は「ラブレータ」と
「キス」の日だよ、うんぬんと話していた。
キス」の日は1946年のこの日、日本で初めてキスシーンが登場する映画
登場する映画が、放映されGHQ(アメリカの占領機関)
の命令により主演の大坂史郎と幾野道子が映画の中で
キスシーンがあった。話題を呼び、映画館は連日満員
になったと言う。
「ラブレータ」の日は
松竹が映画『ラブ・レター』のPRのために制定。
五(こ)二(ふ)三(み)で「こいぶみ」(恋文)の語呂合せと
公開初日であったことからだという

いろんな記念日があるものだと、記念日を制定する方々に
感心させられる。
何十年も昔の高校生の頃であるが、当時創立したばかりの
高校であったので、女子高に間借りしていたとき私の
下駄箱にラブ・レターが入っていたのである。
当然男子校であったので、間借り先の女子高の生徒で
あったと思う。その後私の下駄箱がポストで文通が
続いたのであるが、そのこが卒業するまで一度も
会ったことがなく、名前もわからずイニシャルだけの
呼び名で、一年ほどの下駄箱通信でおわってしまった
今もって相手が誰だったかは解かっていない。
ラジオを聴きながらふと、遠い遠い青春時代を、
思い出していた。