HOME > 記事一覧

二代目の奮闘

今年9月に社業の大部分を長男に引き継いで、三ヶ月目
十一月に入って、製品の出荷が突如倍増している。
在庫がからから、まるで泥棒を捕まえてから縄をなうような
情況が続いている。そんな中で開発部門にも様々な案件が
打診されていて、社員たちの苦労も大変な情況である
親ばかと思いながらも、二代目は良くやっている専務時代から
色々な改善策を提案しておりましたが、創業者のワンマンの
中で、中々取り上げられず役員会の中でも苦労していたものが
頭の重石が取れた今、組織の改善やら事務所の改造やら
生産ラインの改善、受注から出荷までの流れの改善
先頭に立っての営業活動、良くやっていると思う。
時々はサポートしているが、昨今ボランティア活動の
会議等が多くて、毎朝の役員会で社内情況をヒアリングして
アドバイスすることが、社内での私の日課になっている。
開発のトップが唯一私のブレーンとして、在籍しているので
この部門もいずれ、二代目に引き継ぎたいと考えている
昨今である。

ちょっと季節らしくない天気

十一月七日は立冬、これから立春までが冬の季節
「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」
今年は季節外れの暖かさが続き、立冬の日は静岡に出張
していたのですが、気温25度まるで夏日のごとく感じられ
半そでを持っていかなかったのが、悔やまれる天気でした
東京も然りで、ホームの移動で汗だく冬支度の下着に
スーツ姿で、息を切らしながらの歩行でした。
大部分が老齢化からくる体力の性かも知れませんが。
まず今年は何もかも、例年から比べると異例ずくめ
天変地異巨大地震に始まって、人為的原発被害と洪水。景況も
リーマンショックより漸く立ち上がり始めたのに、
タイの洪水による、部品供給ストップによる日本の製造関連
企業の業績悪化。矢継ぎ早に自然環境からのおしかりを
受けている。その上風評では、虫の動きで長老たちは、大雪の
冬になるよと断言している。
なんか、いい傾向はないのだろうか探しているが、新聞紙上は
企業倫理の欠如当で、今日はオリンパス問題を一面で
大きく報道している。せめて冬の季節だけは暖冬で過ごしたい
物である。

水中ロボット「ザリガニ君」プレゼン出張

七日八日の二日間をかけて、業者の方々の総会と講習会が
静岡県熱海市で南は長崎、北は山形から43名程の参加で
開かれました。私も便乗して新しく開発した水中ロボットの
プレゼントと熱海市と、日本水中ロボット調査清掃協会の
ご好意により実演と操作講習会を、開かせて頂ました。
様々のご意見等が、出ましたが概ね評価は良だったようです
購入して使ってみたいと言う会員の方々も、4~5社有り
希望を持って帰ってきました。次回は1月大阪でのプレゼン
の機会も確約してまいりました。業種の違う方々への
プレゼンも中々骨の折れる感じで疲れて帰ってきましたが
熱海の海の美しさと温泉でしばし癒されてきました。




星空の下で(8)

「あれは新校舎に移ってからの、最初の実習だったよね
砂型鋳造でアルミ材を鋳込んで、灰皿を作ったよね」と平井
「そうそう我々のクラスの大部分の連中が、自分で鋳込んだ
灰皿を自宅に、持ち帰った事件だろう」私が口を挟む

当時は新生高校が故、教材にしろ物品にしろぎりぎりの数や
量で、授業を行っていた時代で、夜我々が実習で作った灰皿を
次の日昼間の生徒が、溶かして又灰皿鋳込みの授業を受けるため
前の夜鋳込んだ灰皿を、夜の生徒が持ち帰ったため材料不足で
授業が受けられなかった。それが灰皿事件であった。
次の日の授業最初の時間担任の先生が、全員に「灰皿を持ち
帰った者はすぐ帰って、持ってきなさい」と一言続けて
「クラス全体でどう対処して、反省の意を表すか決めなさい」
と言葉静かに言い話すと「今日は授業なしホームルームに
するから話し合いをしなさい」といって職員室に帰ってしまった

「全員坊主になって、反省しよう、そういったのは平井
お前だったよな、もともとお前は坊主頭だったから
抵抗はなかったものな」加藤が話し始める
「俺だったかな、覚えていないよ、でも皆それしかないと
言ったのは覚えているよ」
「でも最後まで頭を切らなかったのが、渡部(30代半ばで逝去)
だったよね、最も彼は仕事が外交だったから抵抗が大きかったんだろう」
「切るまで二週間粘ったものね」

このクラスは団結が強く、個人が起こしたトラブルも学校内
で起きた事は、全員で何とか解決して行こうと言う雰囲気があり
一緒に入学した仲間は、停学とか退学或いは職場の都合等で
脱落することに、対しては非常に敏感で、最後まで1人残らず
卒業しようとの思いが、人一倍強かった。そのため協調、協力
の意識は一人一人非常に強かったと思う。

降雪の時期に備えて

長井市のツツジ公園も、樹齢200年を越す白つつじの雪囲いが
なされ、オオハクチョウも冬場を乗り切るために、刈り取りの
終わった、田んぼでせっせっと落穂をついばんでいいる。
我が家もちっちゃな庭の、樹木の雪囲いが終わり
準備万端。11月に入り雪国の村々では、今が降雪に備えての
種々の準備で忙しい。隣組の契約と称しての年一度の
コミニケーションの酒飲み懇親会も、そこそこで活発に
行われ、厳しい季節を迎える中でいっそうの協力体制を
確認しあっている。隣組と言う絆は在郷に行くほど強く
結ばれている。昔から厳しい降雪の時期を乗り越えるための
隣近所通しの生活の基本となっているのかも知れない。
都会地の人情の希薄や崩壊の中にあって、今だ残っている
地方に置ける隣組の契約の風習、今後もぜひ長く残して
行きたいものと思っている。