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零細企業の親方の意識

国内製造メーカーの長期展望を見るとき、国内消費の新しい
方向性を考えるものと、海外市場を考えての戦略と
今大きな、岐路にたっての大きな方向転換を、余儀なくされて
いる事は、地方で製造業を営む中小企業の経営者の方々も
充分に理解している。それでも海外展開を出来る規模の
中小製造業は、まだ生きる道はある。
(輸出関連企業に携わっている、中小企業)
その体力の無い地方の零細企業に、とっては今後まだまだ
厳しい景況が加速するのは、目に見えている。
国内消費関連の"ものづくり"に参入しようとしても、新しい
それらの産業は、まだ試行錯誤の情況であり、従来のそれらは
既存のメーカーの、壁が連なっており容易に参入できる
事も難しい。
其処には、海外展開にしろ、国内消費品生産にしろ
現状はわかっていながら、手法がわからないで手が付けられなく
従来の手法で、国内生産の衰退をただ待っている、地方の
零細企業の姿が、少なくは無い。そんな中何をしたら
乗り来る方法があるのか、最近深く考える事が多い
しかし結論は出ない。一度頭の中を白紙にして「経営」と
言う本質的な意味を、考えて見る事にした。
経(きょう)営(いとなむ)この経営という文字を、別な角度
から、考えて見ると「今日」或いは「お経のきょう」を
「いとなむ」とも理解することが出来る。
ちょっと哲学的理解とも、取れるがまだまだ、勉強しないと
自分の「本質的経営」に意識を改革するには時間が掛かり
そうである。それが理解できた時、現状を踏まえての方向性が
見えてきそうである。

なごり雪

2月も後三日を残して、季節も確実に春の門戸をたたいている
昨日の好天気で春の日差しの一日から、今日は一転
冬将軍の必死の抵抗で、冬に逆戻り。
季節も押したり、引いたりして確実に三月を迎える
三月と言う月は、お別れの月でもある、卒業、転勤。
それぞれに共に過ごした、仲間たちとの離別の時を向かえ
人生の中で別れと出会いを繰り返す、踊り場の季節でもある
今年も母校の卒業式に、まぬかれており若者たちの達成感に
あふれている、姿とご父兄たちの喜びの表情と、巣立つ
子供たちに、ちょっぴり寂しさの思いのご父兄の姿を
みることになる。私も毎年この光景を眺め続けて
久しい。それでも毎年その場の感激に新しい感動を覚えながら
年を重ねてきた。私も三月生まれなのでひとしお、
月日の流れの速さに、思いをめぐらすのもこの月であります。
"なごり雪"の名曲に、卒業する生徒達の姿を重ね合わせる
日もまじかである。

地上の隼???

かねて西置賜産業会、会員企業でチームを組み開発に
取り組んでいた、ソーラーシステム電源で作動する
農業用取水システムの試作品が、完成した。
今後実用試験を繰り返し、実働データーの分析に時間が
かかろうかとは、思われるが一応室内作動には成功を見た。
形がそれとなく、小惑星"イトカワ"まで宇宙旅行して
戻ってきた、宇宙船の形に似ているような気がする。


◎長井工業高校2学年への講演

144名の2学年生徒に対して、就職準備支援活動の一環として
午前、午後に分け50分ほどの時間タスホテル会場において
話をしてきました。主旨は「選択」と「集中」を中心に
過去50年前の社会と世相を振り返りながら、其の流れを
確認し現状の社会情勢を分析しながら、どうゆう考え方で
企業を選択したり、進路を決定する参考にしてもらいたい
事を、述べてきました。生徒達も長時間に関わらず
メモをとり真剣なまなざしで聴講していた姿が、印象的でした。

今週の関係団体での行事

2月20日・長井工業高校50周年記念事業総務委員会
     ◎寄付金の要請活動を中心にの話し合い。
2月21日・長井法人会北支部 役員会
     ◎平支部長が会長就任に伴っての欠員役員の人事
     ◎北支部会員増強に関する協議
2月22日・◎長井商工会議所工業部会と長井市商工振興課との
      懇談懇親会の開催
2月23日・◎長井工業高校就職準備支援活動
     ◎講演依頼を受け2学年144名の生徒及び関係教員
      に対して午前、午後の二回にわけて講演
今週はとかく気ぜわしい日が続く、地域の状況の中で
リーマンショックそれに続く3.11の影響が一年を過ぎようと
しているのに、なお景況の立ち直りに影響が深くそれが
雇用意欲減少にも影響している、地元企業の心理である。
それに対して、様々な試みが関連機関を中心に行われている
地域に生きる者にとって、出来る限りの参加と協力を
する事にやぶさかではない。それが地域協調と地域活性化に
結びつく事と考えるからである。