夏の終わりに

孫達の夏休みも終わり、朝晩の過ごしやすい季節の訪れの中
道路わきの田んぼでは、稲穂が少しづつ首をたれ実りの季節の前兆を
かもし出している。昨日元教員の従兄弟の葬儀に参加してきた。
78歳の人生を終え、数々の多彩な公的、私的の業績を残して静かに
天空へと去っていった。

人の生き方の価値観とは、最後のお別れに生前の知人、友人がどのくらい
参加してくれるかが、一つの目安になると何かの書物に書かれていたのを
思い出していた。それからすると彼の生き方が人として十分すぎるほどの
価値を持った生き方であったことが、忍ばれる告別式でありました。

其の日はちょうど夏の高校野球準決勝選、我山形県勢日大山形高校の
熱き戦いも、甲子園の残暑の中で行われていました。
県勢初めてのベスト4での戦い、惜しくも敗れたにせよ、夏の終わりの
激しい若者たちの、人生のひと時に感動を覚えながら、人の生き方で
全力を出し切って、望む時の積み重ねが、いつの日か大きな充実感を持って
人生の卒業式を迎えられる、時ともなるのだろうと、彼の遺影を見ながら
そう思ってきました。

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