裏腹な地域景況

昨日の終値株価15000円突破、今日の紙面トップで文字が踊る。
車関係メーカーの増益が、次々と報じられている、昨今の報道内容であるが
それらの下請け中小企業の現況は、前年度対比でも受注量が減少、なおかつ
価格削減を余儀なくされ、円安や株価の上昇とは裏腹に景況悪化が静かに
浸透してる現況である。週4日稼動でシャーリングを余儀なくされている
企業も少なくない。

設備投資も改造や修理等に限られ、新規設備の計画も大幅に先延ばしの
雰囲気で、推移しているのが現況の様であり、製造業にとってはいたく厳しい
初夏の季節となっている。

其のうえ電気代の値上げ、ガソリンの値上げ、材料や工具等の値上げ予備軍に
攻められ、尚且つ復興増税や来年度の消費税増税を控え、景況の上昇を狙っての
インフレ政策に、国内90%以上を占める中小企業への施策をどう思っているのか
少々疑問を感じる5月であります。

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