金融効率を考える

今地域金融機関間で、ちょっとした旋風が巻き起こっている。

貸し出し金利が今や史上最低とも言われるくらい、低利で行われていると聞く
日銀の大幅な緩和計画が、発表の中でお金が市場に大量に今後出回ってくる。

地域銀行はもとより銀行業界では、経営指標の一つに預貸率(よたいりつ)
と呼ばれるものがあり、銀行が集めた預金のどれだけが貸し出されているか
を、示す%を言う。

集めたお金を全部貸し出せば預貸率100%で、すばらしく効率の良い経営と
成るわけですが、リスクを恐れ安定を望み
各銀行ごとにその%は違う。現在の%は大きく違っていて
いずれの銀行も60%~最大で80%どまりで、預貸率の低下は利払いが加算し
利益の圧迫を生み、企業活動への圧迫を生み、長期の景気低迷につながって
来ているのが、現状であると見られる。

日銀の総裁が黒田氏に変わって、インフレ率2%を目指して様々な施策を
大胆に発表してから、ちょっと銀行間の動きも変わってきて、今までリスク
の少ない日本国債購入を主たる資金運営に、してたものを預貸率を上げ
民間企業への貸し出しにも、積極的姿勢を見せてきた感じがする。

過剰預金を効率よく運用できれば、多少の低利率であっても資金効率を
考えれば、十分にペイする運用になると思われる。
我々中小企業にとっても、貸出金利の低下は設備意欲にも火がつくのは
間違いないと思われる。

銀行間の営業競争にも、今後火がついてくるのは間違いない現象になると
思われる。

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