創立42年の年末に思う

今年も健康で過ごせた一年に、感謝。二代目に無事バトンタッチできた事にも
感謝。歩んできた道のりは長いようで、振り返ればあっという間の時間にも
思える。昭和48年12月に二坪ほどの庭先の小屋で、始めた仕事
三度の工場新築で、脱皮しながら現在に至ったのも良き仲間に、恵まれ
良き顧客に恵まれ、良き妻に恵まれ全てに感謝の42年間でした。

会社の方向性を、21年前大きく変えたことも今まで維持できた原因の
ひとつと考えられる。
金属加工のみから、一歩脱皮して生産設備を設計、部品製造、組み立て
制御、メーカー工場への設置と生産装置メーカーへの道を選択したのが
21年前、それからの21年間ただひたすら社員の人材育成と、スキルアップに
勤めてきました。

時代も徐々に人件費高騰で、コスト削減をより進めないと
海外での競争に敗退する、状況も垣間見られるようになり、生産設備の
充実もより考えていく、時代の流れが進んできました。

それに伴い、生産基地を海外に移行する、メーカーが続出し、円高も伴って
この20年間その速度も、加速され国内での量産"ものづくり"の企業が
衰退してきましたが、開発や少量多種、あるいは装置関連企業は何とか
国内生産を維持してきました。最近では海外向け装置が約七割を占めるように
なり、海外生産基地でもコストダウンや品質向上のための、生産装置導入が
活発になってきてます。

思えば今会社を維持できているのも、21年前の方向変更の決断が
いかに大きな決心だったか、改めて思います。
ふと振り返ると私もそのとき、若かったし怖いもの知らずで進んで来ましたが
二代目がこの方向を完熟させる、経営をやり続けてくれるものと
期待して、42年間を回想している年末です。

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