衆議院選挙 公開討論会(長井会場)

青年会議所主催の公開討論会が、12月2日長井生涯プラザを
会場に、民主、自民、共産の各候補によって一時間半に渡って
開かれました。近藤氏、鈴木氏、岩本氏の三候補が和やかな雰囲気の
中で、指定された時間の中でそれぞれ与えられたテーマに対しての
政策を論じていました。

◎経済について
近藤氏…特に地元西置賜における雇用の場を確保するため、地元
    製造業の活性化を促し、今日より明日に希望の持てる
    雇用に努力する。

鈴木氏…円高を是正し、道路等の公共事業に大幅な予算を当てる。

岩本氏…不況の原因は内需不振、企業に解雇規正法を成立させ
    金融緩和に反対、雇用を守る。増税反対

◎社会制度
近藤氏…次の世代に付けを残さないよう、消費税を財源とする制度の
    再構築を図る

鈴木氏…近藤氏と表現の違いはあるが、ほぼ同じ

岩本氏…消費税反対、自衛隊予算を削減、富裕税を創設その税収を
    社会制度に当てる。

◎エネルギー
近藤氏…水力、風力、地熱、太陽光等の自然エネルギーの比率を
    高め2030年代には原発をなくすことに、努力する。

鈴木氏…原発はすぐには、やめられない。地生地産的自然エネルギー
    を活用し結果を見ながらやめる時期を考える。

岩本氏…原発即時ゼロにする。なくても大丈夫電力は十分火力で
    まかなえる、電力料負担増には触れず。

◎TPP問題
近藤氏…まずは話し合いに参加する。その上で国益に反する条項に
    ついては、交渉を重ね最終決定を考える。

鈴木氏…農業を守るため、話し合い参加も反対。

岩本氏…ほぼ鈴木氏と同じ。

三者の話を聞いていて、大きな支点日本は貿易立国で、今まで
敗戦以来、高度成長を遂げ国民の生活も格段の向上を遂げてきた
経過があり、近年中国に世界第二位の座を明け渡したとはいえ
一億弐千そこそこの、小国でありながらその技術力と勤勉な、国民
資質を持って、貿易大国として成長してきた事を忘れてはいけない。
特に製造業の、国の中での役割は雇用を一手に引き受け、特に
地方においては、兼業農家の雇用を担い社会保険の負担や有給休暇
を有効に使用し、農業生産をサポートしてきたことも、事実である。
又、外貨の取得によりエネルギー(原油)等の輸入促進を図り
あらゆる産業の効率化に、寄与してきたことも事実である。

現状の中で、灯油やガソリンなくして農業も商業も観光ももちろん
工業そのものも、立ち行かないのはわかりきったことである。
それらエネルギーの代金は、輸出によって得たものであり
それら輸出産業の、衰退をどう防いでいくかなが、今問われている
ものと思われる。大衆迎合に走り保身を試みる候補者には
ちょっと疑問を感じる。これからの国のあり方を考えたとき
リターンだけ求めるだけでなく、リスクも伴うことを知り
それらの調和の取れた中での、世界とのお付き合いをしていかないと
本当に日本は、置いてきぼりを食らってしまう。

この記事へのコメントはこちら

以下のフォームよりコメントを投稿下さい。
※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。