海外への生産設備移送が活発

国内向け装置の受注が、極端に減少している
問い合わせの内容が、ほとんど東南アジア向け大変な状況に
なってきている。部品生産やユニット生産の多くが海外生産に
移行する早さが、大手メーカーで急速に早まっている現実を
国の舵取りをしている、政府の方々は認識しているのかはなはだ
疑問に思うこのごろである。

FTAにしろTPPにしろ説明不足のためか、有権者の反発を
恐れて玉虫色の発言を繰り返している候補者の皆さん。
"資源の小国"日本にとって貿易立国で行かなければ、エネルギー
ひとつにしても、外貨を取得しなければ買えない。

電力も、交通手段も、国の防衛も、農業もエネルギーの輸入なくして
一歩も動かないであろう。工業製品の輸出を活発にして外貨を取得
することで、国民の生活も成り立つことを忘れている感じがする。
まさか農業も、牛、馬の力で田畑を耕すわけには行かないであろうし
食肉の生産も、餌の海外からの購買なくして生産できることも
できない。

日本における資源は人材と長年積み重ねてきた
技術力、開発力しかないのである。もし国内資源のみで生活しようと
するならば、鎖国時代の江戸時代初期の人口しか生きられないで
あろうと思われる。

勝手の高度成長期を経験している、われわれも夢をもう一度と
云うわけには行かない、グローバルな時代であり、一国だけの
思惑で、自立できる時代の終焉を迎えていることは確かである。

子供や孫たちのため、各国との妥協も視野に入れながら"中成長"
だけは、死守しなければならない時代を認識するのが大人の役目と
思われる。

この記事へのコメントはこちら

以下のフォームよりコメントを投稿下さい。
※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。