ドクダミの香り

梅雨の最後のあがきのように、雨の朝がつづく
玄関を開けると、湿っぽく蒸し暑い空気の流れの中に
きついドクダミ草の匂いが鼻をつく。
花は白く可憐であるのに。

今朝は気がぱっとしない年下の知人の葬儀の日である。
最近同年代の知人と会うのが、億劫になる、自分を写した
鏡を見るようで、たまらない感情に襲われる事がある。

年とともに衰えることは、自然の条理であるが心まで
しぼんだ姿を見るとき、やるせない思いが広がる
自分は違うと思いつつも、ショックである。

だから若い人と話すのが好きである。エネルギーを沢山
もって、話しかけてくる、聞いているだけで
楽しくなる。自分にもそのような時期があったことを
思い出しながら、ついつい話の中に参加してしまう。

次世代の若者たちが、存分に活躍できる地域環境を整える
ため、衰え行く前に、少しでも貢献できればと
今朝も思う。

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