義兄の葬儀

身近な人の葬儀に参加するたびに、人の終わりのはかなさに
心が痛む。多くの人の見送りを得て人生の卒業式を
終え、どこへ行くのであろうか。
一般的には、仏教の教えのなか極楽浄土へ向かうと
あるが確認した人はいない。ふとそんな事を考えてしまう
遺族の心の中に、思い出として存在するしかないのか
それも月日とともに、うすくなっていく。
時折の仏事の中で、思い出され語られる時々の記憶の人
となってしまう。葬儀に参加するたびに父や母、妹の
生前が記憶によみがえるが、普段の生活の中では浮かんで
来る事は少ない。それでも逝去者は子供や兄弟、友人、知人の
心の中で、生き続けていくのであろう。
何かしら人生の生き様の教訓を与えながら。
人は何時かは迎える卒業式まで、今日も懸命に生きようと
頑張っている。

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