じいちゃんお風呂に入ろう

孫が呼びかける。最近一緒に風呂に入る事もめったに
なくなるほど、孫の成長も言いまわしも小学中学年らしく
なって、生意気ぽい。「一緒に風呂に入ろう」と言うときは
なにか魂胆が有る。たいがいが両親に自分の希望を
やんわりと、拒否されたような時私に回ってくる。
「じいちゃん誕生日ほしいものが有るんだけど」
湯舟につかりながら、話を切り出してくる。
「パパには内緒にして、じいちゃんからと買っといて」
社員には厳しい会長で、最近思われているのに孫には
すっかりなめられている昨今である。
それでも、孫は可愛いから不思議である。

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