より高度を要求される装置制御

様々な装置設計の中で、俗に機械設計といわれる行程は
全体的な大きさとか、動作機構的な骨組みやデザイン
機能を指して言いますが、制御設計は人間で言えば
眼でみたり、指で触れたり、音で聞いたり(センサー)
した結果を脳(シーケンス)で整理して神経を通じて筋肉
(モーター)に伝達し作動させる一連のシステム設計を
制御設計と言いますが、最近は装置そのものの常時の動作や
各行程結果を、パソコンに連結しデーター記録を
入れ込んでほしいという、お客様が多くなってきている。
これからの装置産業の中で、特に重要になってくるのが
制御設計と言われる部門で、形に表われない様々な動きを
ソフト上で司る部分であり、最も個人の能力が問われる
部門でも有り、機械設計上の機構や動きを充分に理解して無いと
中々難しい。これからのものづくりの中で、この部門の
必要性はますます重要性を、帯びてくるものと思われる。
しかし能力を養うためには、人並み以上の知識と努力と
経験を積まなければ、到達は難しい。
しかし、単なるものづくりが超円高や人件費高騰の日本に
あって、急速な海外移転を見るとき、東南アジア諸国では
まだ難しい、これらの高度制御設計も小、ゼロ細企業に
取っては、一つの道かも知れません。当地区の各社においても
制御設計を行える、人材の早急な育成を行いそれらの
人材を増加させていく施策を、考えていく事がこれ以上の
"ものづくり"産業の疲弊を食い止める一つの方向かも
知れません。

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