老兵の半生(分かれ道5「希望への出航」)

1972年11月新婚9ヶ月、三年間じっと思いを暖めてきた事を
新妻へ告発。貯金無し、バック無し、取引先無し身一つで
「独立し、"ものづくり"をしたい」
「勤務先には辞表を出してきた」やるしかないと新妻へ告発
私30歳の初冬でした。以外に妻や両親は反対しなかった。
ただ友人達の多くは、「やめたほうがいい、そんなに簡単にいかない」
と大反対。
今考えてみると、初めて自分自身で計画し方向を定め
無理に岐路を作り、進んだような気がしています。
藪だらけで、前の見えない道を少しずつ雑草を取り除き
砂利を敷いて、小さな細道を妻や亡き父の協力で広げて
来た感じがします。
人の生き方の中では、無謀と思われることへの挑戦も
時として選択しなければならないこともあり、その時は
失敗する事など微塵も、考えなかったのは若さゆえと
思っています。守るものが一つもない強さだったのか
貧乏も考えてみると、大きな武器になる。
最近小さく纏まって、冒険をしない若者が多くなり
流れに逆らわず、定職を持たず高学歴にも関わらずその場
その場を浮き草のように、若さを消耗してる次世代の子供
達も多く見られ、一度の挫折で目的を諦めている。
この社会に必要とされて存在する限り、何事にも諦めないで
家庭を持ち、子を作り生きている喜びを味わってほしい。

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