老兵の半生(夏の終わりに1)

1972年新婚九ヶ月私三十一歳、金無し、建物無し、計画なし
無い無いづくしで、勤め先をやめ周囲から多くの反対を
受けながら"ものづくり"に挑戦。独立
新妻と家族だけの協力で出航してから早40年あまり
30代の若者だった私も、孫四人をもつ"おじいちゃん"に
なってしまった。
今は30名弱の社員と、長男、次男も在籍する"ものづくり"
工場がなんとか安定的経営がなりたっている。
今から三年前2011年8月31日をもって、第一線を引くと
社員全員の前で宣言し、その日が今日来てしまった。
夏の終わりと共に、私も人生一区切りをつけることに成りました
今夏のように、この40年あまりの生き方はには体力的にも
精神的にも激しい期間であったことに、大いなる喜びと
生きがいに満ちていた事は、間違いないと思っています。
初期のブログ老兵の半生に綴ったように、様々な生き様は
今思い出しても、わくわくしていた自分が感じられます。
さてこれからの残された人生を、どう生きようか?
体力的には衰えていくだろうが、心がいつもわくわくする様な
目的をどう作っていくかが課題になりそうです。
ここ三年間二代目に対しては、厳しく自分としては経営に
対する教育、或いは社員に対する接し方、顧客との交流
等々教えて来たつもりではあるが、言葉に出さずとも
従来の私のブレーンからすると、多少の不満も感じられる
時間をかけて、二代目と彼らとのコミニケートを今後
調整していくのも、私の役割になりそうである。
さて、その他団体の役職についても此処一、二年で
次世代に引き継いで、もらわなければならないと思っており
身についている重石を一つづつ捨て去り、新しい自分
自由な環境を創りたいと思っている。

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