装置産業の苦悩

最近設計後の検討会議が、長時間に渡る事が多い。
会議のコンセプトが、機能を保ちづつ如何にコストを
削減して製作するかがテーマである
現場と設計部門との厳しい検討が行われる、設計変更や
加工工程の短縮も含めて話が続くため、つい長時間になる
最近の装置産業へのコストダウンの要求は、激しさを増して
おり、引き合いはかなり有るのですが価格の面で
折り合いがつかない件数が多くなっている。特に設計部門に
おいては予想もつかなかった高度な制御部分が、途中で
付加されたり、メカ部分で超精密な精度を出さないと
検収がNGになったり、とかくアフター作業が増大してくるのが
最近の装置の特徴であり、海外で出来ない技術を要する
機械が多くなっているのが現状である。コストをかければ
クリアーできるが、それでは採算が取れなくなる。
受注段階では、大よその積算で見積もりをぎりぎりで出すと
最終集計で大きな赤字がでて泣くはめになる
余裕をもって見積もりすると受注できない。
なかなかジレンマの多い業種であります。
そのための検討会議を真剣に行わないと、経営が成り立たない
業種であり、好きだからやっているがそうでなかったら
業種変更したい位とつくづく思うこのごろである。

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