儚き蝉の命(8月20日)

地面を沢山のアリ達が、油蝉の亡骸を巣に運んでいる。
つい四五日前までは激しく命の謳歌を象徴するように
泣いていた蝉の声が、ぴたっとやんだ、気温もぐっと
下がってすっかり初秋の感じである。
日本の現職総理大臣も、もうすっかり静かになり
使命を終わるのを待つばかりとなっている。
これも儚い命であった。最近の国のトップも在任期間が
諸外国と比べ蝉の命のように短い。これでは長期展望を
考えた国の舵取りなど出来ない事は、当然である。
みんなで選びながら、ある時期が来ると又みんなで足を
引っ張り引きずり落とす。情けない政治家の集まりである
これでは国家百年の計画など立てられるわけはなく、その場
その場の小手先の政治を、行うしかない。
毅然とした自分の心情の中で使命を果たそうとする
政治家は少ない。へつらいや媚を売りながら自分への
投票を得ようとする、時期候補者達。
発言した事は直ぐに反故にし、平気である。
そんな中で円高は進み、株価は下落し日本の経済は瀕死の
状態であり、いずれ蝉の亡骸のように他国のアリたちに
よって巣に運ばれ餌になる悪夢に、ならなければよいが。

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