出来ないと出来るの間にあるもの

「この機械は、その行程が出来る仕様になってないから
出来ません」工数削減会議の中で若手がそう発言する
とかく最近は全て機械の性能だより、性能の良い機械が
ないと技術的にも難しい加工物に対して、異口同音に
若手はそういう。しかし私は納得しない
今日は若手5、6名の中堅社員を集めて納得のいくまで
話し合った。最後にはある工夫で解決に至るが
簡単に出来ないという結論を出す事を、長時間に渡って
いさめる。出来ると出来ないとのあいだには"創意工夫"
という、元来人間の持つ遺伝子を忘れているのが
現代の若者気質なのか。与えられた道具は旨く使うが
自ら考えて道具を作る事には、少し疎い。
これらは"ものづくり"中の話であるが、一般的な生活の
中でも、困難に出会うとそれから逃げようとするか、
おっぽり出して、他人に振るか、はたまた出来ない理由を
沢山考える。ちょっとした努力と発想で解決できる事を
若者はもっと知ってほしい。先輩たちの話をもっと
真摯に聞くことも、解決の糸口になる。

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