勝率五割の人生

相撲の世界では、八勝七敗と七勝八敗では大きく違うが
人の生き方の中では、おおむね一生を通じて五割の勝率で
あれば幸せな一生といえると、何かの本に書かれていたのを
記憶している。生まれて来たとき人はゼロから出発して
数々の勝敗を経験して、人生を卒業するときに又ゼロに
なって生涯を終わる。

若い世代は勝敗の比率が大きく揺れながら喜んだり、
悲しんだりの差が大きい生き方が大半であると
思われるし、一喜一憂の時間を味わう事が常となる
仕事にしろ、家庭にしろ何とか勝率を上げようと頑張る
だから其の時代は、人の生き方が躍動的で輝いて見える。

年を重ねてくるにしたがって、必然的に安定した勝率五割の
生き方になってくる感じがする。それが自然体で生きる事の
極意かも知れないが、中々そうなれないのが人間の性である
政治家や元官僚の天下り先企業が、自分の勝率を上げる
ために良心を売ってまで、政争や利益確保に血道を上げて
いる現状に、甚だ憂いを感じ震災や原発事故の復興、収束に
大きな不安を感じている今日この頃であります。

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