「今日のんでない?」

携帯のベルが鳴る。「今日飲んでない?」九時半
頃である。最近様々と仕事関係で疲れ気味なせいか
家に帰ると出かける気がしない。就寝も比較的
早くなっていて、孫と過ごす時間が多くなっている
「飲んでないよ、もうパジャマ姿だよ」「私週一
又復帰したのよ」三年前のあるスナックの子から
の電話でした。「結婚して、子供生んだろどうして」
「今厳しいでしょ、だから少しでもと思って」
彼女昼努めながら、夜アルバイトでスナックで
当時毎日のようにアルバイトしていた。
時々出かけては、その子を相手に飲んでいた
関係で比較的、その店の客としては親しかったのかも
知れません。
今の時期飲食店は、とても厳しいと聞く
客数や客単価の減少で、よほど客が満足して
過ごせる店でないと、持たない情況が一般的な
現況らしい。都会地でさえも生き延びるには
相当の努力と、集客のための知恵をしぼり
接客する従業員の教育をしっかりしないと
一年も持たないという。
まして地方で、度素人のアルバイトを使っての
接客では、常連客といえども来店回数が減少するのは
当然のことと思われるし、都会地と比べても
癒し度に対して、価格がつりあわないように
思える。全ての産業で地域経済は厳しい現況で
あるのは、確かである。「今度君の出勤日の時
言ってみるね、体壊さないように」といって
電話をきった。

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