暑さ寒さも彼岸まで

昨夜は中秋の名月といえ、厚い雲に覆われ
その姿が見えず、ただ団子と枝豆を縁側に
備えて孫とその雰囲気だけを、味わった。
「暑さ寒さも彼岸まで」よく言ったもので、今朝は
夏蒲団の中で、寒さのため目が覚めた。
異常気象の夏の名残暑さが、九月に入っても
続いていたが、今日を境にすっぱりと中秋の
装いにどっぷりとつかっている。

さて仏教の世界では、彼岸とは川(三途の川)の向こう岸
(死後の世界)のことを言うのだそうです。
そこは悟りの世界で、般若心経の中にも出てくる
言葉。サンスクリットの言葉でバラミーター
(波羅蜜多)=彼岸
それに対して、生前の世界を(此岸)しがんと
呼び様々な苦や、煩悩に悩む世界と位置づけ
一般に死後は阿弥陀如来の導きにより人は
彼岸に渡ることができる、と考えられているため
先祖を供養する日と定められているようです。
この日ぐらいは、仏教の文献など読んでみると
人の生き方に対する、真理を述べている事に
感嘆させられる。信仰とは別に昨今の人の道を
外れた多くの事件などを、知るたびに
彼岸の日くらいは、仏様の教えの一部でも
考えてみるのも「いいのじゃないですか」と思う。

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