「僕にお水ください」

八月十日火曜日の読売新聞の、一面に"届かぬ叫び"
の項目で、母親や父親による子供の虐待が報じられていた
03年七月から昨年三月にかけて312例の児童虐待による
死亡が報告されているという。
数々の例の中で、07年夏埼玉県で四歳の男の子が
両親の虐待により、飢餓状態のまま翌年2月に
死亡した事件、壁越しに聞こえた男の子の声は
隣人女性の耳に、今も残っているという
「僕にお水下さい」
この言葉、たまらんです。行政もかかわりながら
救うことの出来なかった事件、今年の猛暑の夏
に接して思う。その子の言葉が胸を貫く。
自分勝手な若い親たちの幼稚さが、悪魔の心を
引き出しているのか。
物質の豊かさと快楽の洪水の中で、人の心は
どんどん貧しくなって行くように思える。
政府よ、虐待で失われる子供たちの命を、
防止する施策を、緊急に行使せよと言いたい。
私にも四歳の孫がいる。
お盆も近い折、命の尊さを考えるいい時期とも
思える。
何かあったとき、相談にのる隣のじいちゃん
ばあちゃんの存在も、必要であり子供たちは
地域全体の宝であり、若い悩める親たちの心に
悪魔が出ないよう、話し相手になってやるべき
でなかろうか。

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