浴衣姿

会議の後、久しぶりに行きつけのバーに、
たち寄ってみた。小さなカウンターバーで
いつ行っても、静かで客もまばらである。
常連が多いと聞く。私など常連の部類には入らない
気まぐれな客らしい。
女の人が二人カウンター内で、主にカクテルを
提供してくれる。「"おぅ"今日は浴衣か」
濃紺の浴衣に赤の帯、どこかぎこちない着付け
それでも、襟足を引き立つような着こなしで
まあまあな、女らしさをかもし出していた。
私は会合とか、飲み会はグループで行く事が多く
結構気を使うほうである。ワンマンのように
振舞ってはいるが、心では気を使っている
時々1人で飲みたくなる。そんな時ふらっと
この店をおとづれる。長い時間はいないが
なぜかほっとする。
今日の雰囲気は夏の風物詩、浴衣姿に、
夏祭り、線香花火に下駄の音、団扇片手にカキ氷
遠い幼き過去に、しばしタイムスリップの
思いである。

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