参加者のいない人生の卒業式

先日NHKの番組で、人知れず孤独に亡くなっていく
人達の様子とその軌跡を、追ったスペシャル
報道を見て、人生の結末の哀れさが胸を
打った。
懸命に働き続けて、何らかの事情で家庭や
親族との"きづな"もなくなり、その上職場との
縁もなくした末、どこの誰とも知られないで
無縁者として、最後は行政の手で処置される
こんな人たちが、今年間32000人もいるという
特に都会地にその傾向が、多いと言う
昔から根無し草的生き方と、人の生き方に
教訓を与える言葉があるが、それだけでない
何かが狂ってきている世の中である。
何時も縁というしっかりとした根を張りながら
生きて生きたいものであり、これから
リタイヤの時期を迎える人たちには、
親兄弟との繋がりや、職場のほかにも
地域との繋がりを、何らかの形で持ち続けて
いただきたいと思う
参加者のいない卒業式なんて、寂しすぎる。

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