NHKドラマ坂の上の雲

司馬遼太郎の同名原作を、基に作られていて
毎回興味深く見ております。
実は原作を大分前に、第一回のものだけ
読んで、ほっといたのでありますが、
今回第八巻まですべて、購入しむさぼるように
して読んでおります。面白いというより
明治維新後の日本における、政治、経済、
庶民の暮らし、等が手に取るように詳しく
描かれており、且つ又人々の生きることへの
希望や躍動感が現代には無い、考え方で
描かれており、列強の中で財政難といじめに
苦しみながら、日清、日露の戦争を行なわれ
ば成らなかった背景を実にわかり易く、記述しており
それらの中で、苦しみながらも生き生きと
活動する多くの、主人公の人物像とその哲学
を仔細に描いている。その根本は現代の
すべての、現象に通じるように思え大変勉強に
なる。正に温故知新の思いである。

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