隣組の契約

今年もその時期がやってきました。
会場の入り口には、沢山の町名と組番号がかかれた、
縦長の看板が、面利と並んで掛けられていました。
11月15日 日曜日隣組の契約のピーク。
この地方独特の風習かも知れませんが、
日本の昭和期において戦時体制の銃後を守る、
国民生活の基盤の1つとなった官主導の
隣保組織の名残だそうで、今は行政の配布物を
各戸に組長が、配布したり地区行事の連絡をしたり
の業務が、引き継がれています。
五六軒単位の戸数で、組織され年一度、契約と言う
呼び名で、懇親を図るため集まって、酒を酌み交わしながら
懇談をするのです。今年は組長と言うことで
我が家はその世話係です。
近所とはいえ、日頃中々行き来は少なくなって
この契約の日が、唯一交流の一夜となっています。
全国でも、この組織が残っているのは非常に
少なくなって、来ているのが現状らしいです。
"とんとん とんからりんと となりぐみ・・・・"
と言う隣組の歌を、記憶している人々も
もうすっかり少数になり、歴史の流れをかんじます。

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