老兵の半生(生涯の友9)

彼ら3人の友人とは、もう47年ほどの付き合いとなっているが
今は何年に一度くらいしか、顔をあわせることも無いが
それでも、合うとすぐ昨日合ったような雰囲気で、話し始める
友人とは不思議なものである。
長い人生のなかでは、真の友達は大変大事なものであり
それらとの係りの中で、自分をさらけ出すことが出来る
又頑張ることが出来る、真自分にとって彼らは心の触媒のような
存在であり、それによって又次のステップに進むことが
可能になる気がしてくる。
最近様々な場所で、学生も含めて19歳~二十代の若者と接する
機会が多いが、我々の其の時代とはどこか違う気がしてならない
時代が違うと、いわれればそうですが満たされた、物のあふれる
現代のなかで、親も子も夢を追うことに消極的に、
なっている様な気がしてならないし、又夢も並列的なものが多く
いわば金太郎飴的な感じがしてならない。
それに其の夢の実現に、実にせっかちであり短い期間で
達成しようと急ぎ、成就できないとすぐ諦め心が折れる。
思うようにいかないと、親や他に原因があると錯覚し
嫉妬間の中で反社会的行動に走ったり、抜け殻的毎日を送ったり
の生活に疑問を感じない人生に、甘んじる若者が
増えてきているのは、確実な気がしている。
あえて、友人たちの半生をかいつまんで書いたのは
夢にもそれぞれ無限的量の夢があって、一人一人その人だけの
夢や人生があるということを、知ってもらいたいからでした。
老兵の半生(生涯の友10)につづく

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