父の一喝

此処二三日、寝苦しい夜が続くそれに、仕事のことを考えると
中々寝付かれない。
「おいしっかり柱を、もつてろ」父が若い私に指示している
私がはじめて独立し、三坪程の仕事場を父の友人と組み立てている
情景でした。来年で33回忌を迎える父の夢を見るなどは、数年
なかったのですが、お盆の月を目の前にして私に、渇を入れに
夢に出てきたのかな。最近の私は息子が仕事全般を司っている
事をいいことに、すこし怠け気味なのかも知れない
「しっかり、柱をもて」ということは、仕事に対する根本的
考え方を、創立当時の原点にもどつて行動せよ、言っている
様にも、聞こえる。年とともに私の頭の中にも、贅肉がつき過ぎて
きたのは確かかもしれない。

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