「景気底打ち」宣言

6月18日の読売新聞紙上に、政府発表として生産が2ヶ月連続で
生産が持ち直している。ゆえに下げ止まりであり今後は、上昇の
方向に向かうとの趣旨が、記載されていました。
しかしながら、実感の沸かないのが我々の業種である
昨日も同業の生産設備関連の人達と、情報交換をしたのですが
過剰人員をもう8ヶ月も抱え続け、準備していた運転資金も
残り少なくなり新規の借り入れを、起こさなければならなくなる
地方地区に底入れ実感が沸いてくるのは、後半年位掛かるであろう
と思います。さりとてこのままの状態で経営を、続けるのは
いかがなものか、そんな意見が大半でありました。
100%の生産能力のまま、40%程の生産が一年近く続くとすれば
いかに帰休制度を活用しようが、異常な状態の経営である。
需要と供給のバランスが著しく違ってきている景況の中で
生産能力の縮小や拡大も時として、柔軟に対応していくのが
経営の掟であるといえる。
利益の出せない会社経営では、経営者としての意味がない
今後の自社経営の予測シミレーションを、しっかり検証し
今トップは、果敢に決断する時期であるといえる。

いつも拝見しております。

半年程前にコメントさせていただいたものです。

マスコミが報じる「景気底打ち」と実体経済のギャップに
戸惑いを感じております。
実体経済とは、われわれ中小企業関係者の実感としての
景気指標だと認識しております。

社長様がおっしゃるとおり、受注の増減によって、生産能力を
増減させることが経営の鉄則であり、王道かと思います。

しかしながら、製造業は設備投資が不可欠であり、また投資した分が
ペイするまでは設備縮小は困難であることが、先を読む難しさに直結して
いるものと考えています。

人員もしかりで、一旦増やした人員を減らすことは難しいですね。
心情的なこともありますが、会社にとって人は財産であり、その財産は
長い年月の「経験」も含むことですから・・・。

現在の混沌としたマスコミ報道の指標と実体経済の指標、先をどう読んで
どう動くか。
これからこの社会において、自分自身が経営者として試されているのでは、と
感じる今日この頃です。
2009.06.18:S.H:[編集/削除]

「景気底打ち」宣言へのコメントについて

ブログいつも拝見して頂有難うございます。
受注の増減によって、生産能力を増減させることの必要性は
鉄則であるが、なかなか難しい。特に設備に関しても、
過剰人員に関しても、心情的にも難しいとのコメント。
理解できます。
様は経営者として判断するか、人間として判断するか
人それぞれで、あろうと思いますが、結果責任はどの方法を
取っても、決断した自身が負わなければなりません。
一歩後退、二歩前進、経営者にとってこの行為は常に
付きまとう事柄で、あろうかと思います。
継続し続けることが、経営者に課せられた使命だと思うのです。
2009.06.18:吉田:[編集/削除]

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