ふろしきを広げるな

4月29日ほとんどの会社は、連休に入っていますが、納期ものが
あって、一部の社員が出社しています。
最近新聞の"おくやみ"欄によく目を通すようになりました。
同年代の方々の逝去なされる、数が増えてきたように思える
のも、年のせいかなと時々思います。
今から30年前の4月、ちょうど今の自分の年で父が逝去しています
いつの間にか自分が、その年を迎え妻に言わせると、「これで
ようやく貴方も親を越したことになるね」といわれました。
父がなくなる一週間前、当時仕事が忙しくあまり面会に行く
回数も少なかった私に、介護していた母に「私に会いたい」と
言ったそうで、さつそく病院に駆けつけると、大変気分がよさそう
に「仕事どう」「大丈夫、忙しくやっているし今度新しい取引が
始まるし、社員も増やそうと思っています」というと
「あまり風呂敷を広げるな、身の丈を考えて経営しな広げるのは
簡単だが、狭めるのは難しいから」
この言葉が、私に対する最後の言葉になったわけですが
くしくも、今その言葉の重みがずっしりと感じられる。

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