忘我のひと時

作業服姿、スーツ姿、ジーパン姿、様々なファッションで
年齢も20代から60代まの老若男女が、カウンターで
ボックスで、酒を酌み交わしている。
健康的な足を自慢げに、見せ付けるミニスカートをはいた
20代の女の子が、忙しげに酒を運んだり、客と一緒にマイクを
握り他の客には、お構いなく声を張り上げる。
夜のスナックのひと時の情景である。
皆、職場や家庭では、見せたことのない顔で飲んだり、話したり
歌ったり、店の女の子との話に夢中になったり、忘我の境地である
そんな時間は、刹那のように早いが、家路に帰る
後ろ姿がガス抜きしたように、すっきりしている。
人は、時として家族を忘れ、職場を忘れ、年齢を忘れ
自分を縛っているすべての柵(しがらみ)から、開放されたいと
願う時がある。究極のそれらの願望が「死」だと
言われていますが、最近不況のせいもあってか、自らの命を
絶つ事例が非常に多くなっていると言われている。
立派で、真面目な人ほどその傾向が、強いと言われる。
程ほどに頑張って、程ほどにまじめでいよう。
時には不真面目で、義理を欠き、怠けて見るのもいいじゃない。
たまにはスナックへでもいって、若い子と話をしたり、カラオケ
したり、ちぉい悪おじさんを、体験してみてはいかが。
柵(しがらみ)もなんのそのと、きっと思えるから。

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