HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

西置賜産業会 9月例会

9月26日タスホテルにて開催。
地域における人口減少は、急激な速さで進んでおり、且つ又国内の生産品目も
海外生産に移行の風潮も、相変わらず勢いが衰えていない。

西置賜における、工業、商業の地元資本の中小企業においても毎年厳しさを
増している現状であり、"ものづくり"においては、受注量の減少、店舗に関しては
大手コンビニやスーパー等の、巨大資本経営の中で売上げが、吸い取られている
現状。5、6、年前と比べると工業、商業とも平均すると7割ほどの売上げ実績
に、甘んじている地元企業が、多いと聞く。

其の上後継者が、大幅に減少し長期的展望や計画が立てられず、苦しんでいる
そんな状況の中で、どう生き残っていくか。明日の例会では
山形県企業振興公社、経営支援アドバイザー 佐藤 修氏に
「西置賜における企業の生き残り戦略」の演題で講演をお願いした。
会員の方々、ぜひ参加していただきたい。

悠々と飛行船

9月23日 秋分の日電柱の天辺に"鷹"らしき鳥、辺りを鋭く臨検。
休日なれど、所要があって出社。

弊社上空を、飛行船が音も無く横切っていく。珍しい風景であり
あわてて、スマホで写真に収める。秋晴れの空を悠々と浮かびながら
ゆっくりと進行していく。どこか保険会社の飛行船らしいが目的は?
解らないが、この猪突猛進のような時代の流れの中で、「いいなあーのんびりとして」
一度は、乗ってみたい心境である。

"山村暮鳥"の詩の一節を、思い出していた。
"おうい くもよ、ゆうゆうと ばかに のんきそうじゃ ないか
どこまで ゆくんだずっと いわきだいらの ほうまで ゆくんか"







朝もやが濃く

自宅の庭に、"こがら"が飛来。




遠い昔、かすみ網を持って日の出前の山に登り、網を低い雑木と雑木の間に
架け、"おとり"を鳴かせ上空を舞う小鳥達を、網に誘い込み捕獲する。
"ひわ""めじろ""こがら""しじゅうから"等捕獲した、小鳥の中から自宅で
飼って楽しめそうな、種類を選別しかごの中で、飼育し楽しんだ時代を
ふと思い出した。

今は法律違反で、霞網での小鳥捕獲は禁止されているが、当時(55年前)は
合法であり、少年達の楽しみの遊びの一つであった。
現代のゲーム機全盛の時代から見ると、自然に溶け込んでの当時の子供達の
遊びは、雲泥の相違の感がする。

少年達のグループによる、自然との融和の中で"ガキ大将"のリードの元
様々な遊びを通して、自分の役割を自然に認知し人と人との付き合いや
協調や協力を習得して人間的成長を成し遂げていったのかも知れない。
年下や弱い者を庇い、歴代"がき大将"を受け継ぎ、野山を駆け巡って遊んだ
姿の子供達の姿は、今は皆無といってもいい。

庭の立ち木の枝に飛来した"こがら"の姿を見て、郷愁の念に駆られた朝で
あった。


脱皮

若返りの出来ない、体力の衰えせめて脳みその脱皮と、修繕はこの時代
ぜひ必要な事と思って、頑張っている。

ITの進歩は、ドックイヤー(人間の7倍の速さ)で進むといわれている。
アイホン5から新型が、本日機能50%アップで本日発売と云う。
新しがりの私でも、ともすればついていけない速さで、IT関連は進む。

巳年生まれの私でも、そうそう毎回脱皮は難しい齢を迎えており、さすがに
ふうふう言わざるを得ない。

さすればせめて、弊社のホームページ位新しく脱皮すべく、社長に進言
許可を得て、弊社の情報の顔を整形し少しずつでも、会社経営の時代に
マッチしたIT面からの向上を目指すことにした。

うなぎと松茸

ニホンウナギを保護するため、日本、中国、韓国、台湾は養殖量を今年より
2割減らすことで、合意したと、報道されていた。
絶滅危惧種に、国際自然保護連合が、指定したからだ。
当然うな重の、販売価格は大幅に高騰するであろう。

夏の土用に一度か、二度
食べるくらいで、過ごしてきたため、あまり重要には感じないのは私だけで
あろうか。確かに日本食文化の中での"憧れ的"存在ではあるが、秋の松茸料理
のように、一般庶民にとって高値の花で、常時食するというわけには行かない。

食材は時代の流れと供に、その料理方法も若い人の間では、様々に
新しく、変化されグローバル化されていく、過食の時代である
うなぎや、松茸は、豊富な収穫があった時代の、我々高齢者の郷愁を感ずる
食べ物なのかもしれない。