HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

無心(心を無くして金品をねだる)

読売新聞朝刊の、一面の左下に毎日"編集手帳"と言う項目で
記事が載せられています。
私はこの記事が好きで、毎日欠かさず読むことにしています。
どの年代の記者が、担当しているのかわかりませんが、一見
皮肉めいた文章の中に、わかり易く其の時々の世相を、逸話を
入れながら書かれている。
今日(7月9日)の中身は「見栄」と「無心」について、芸人と政治家
の心のあり方を対比してのないようです。
見栄を張ることは、芸人ならずも我々でも時として、見栄を
経営の手法として、張らなければならない場合が多い。
"武士は食わねど 高楊枝" 的態度を示して、社員や取引先に
接する場合も必要事項の一つである。
しかし「無心」はいけません。とかく最近の事件は"自我"のままに
人間の心を無くした人が起こす回数が多い。
子が親を殺したり、親が子を殺したり、目的もなく短絡的に
殺人、放火の事件が繰り返されている。
地域の絆、家族の絆が崩壊し始めているのかな。
「貧すれば 鈍する」心の貧しさも現在の景況が影響している
事もあるのかもしれない。

父の一喝

此処二三日、寝苦しい夜が続くそれに、仕事のことを考えると
中々寝付かれない。
「おいしっかり柱を、もつてろ」父が若い私に指示している
私がはじめて独立し、三坪程の仕事場を父の友人と組み立てている
情景でした。来年で33回忌を迎える父の夢を見るなどは、数年
なかったのですが、お盆の月を目の前にして私に、渇を入れに
夢に出てきたのかな。最近の私は息子が仕事全般を司っている
事をいいことに、すこし怠け気味なのかも知れない
「しっかり、柱をもて」ということは、仕事に対する根本的
考え方を、創立当時の原点にもどつて行動せよ、言っている
様にも、聞こえる。年とともに私の頭の中にも、贅肉がつき過ぎて
きたのは確かかもしれない。

酒米を育て酒を仕込んで飲むメンバー

  • 酒米を育て酒を仕込んで飲むメンバー
長井体育協会会長の吉田芳弘氏が、今日突然来社されました。
彼とは彼が長井工業高校の教師時代の知り合いでした。
清酒(写真)一本持参され、ぜひ味わってほしいとのこと
ちょっと面食らったのですが、話を聞いているうちに理解し
驚きました。「しらたか平成蔵人考」と言う会の代表をやっていて
会員は関東地方も含めて、現在250名ほどの会員が在籍。
キャッチフレーズが"四季を移ろう風と 戯れながら おおいなる
白鷹の自然の中で酒米を育て、 酒を仕込みませんか ?"
酒蔵は、加茂川酒造で杜氏は13代当主の七四郎さんだそうです。
田植え、稲刈り、仕込み作業を手伝い蔵出しの日、手つくりの
酒を酌み交わし親交を深めているとの話でした。
この運動をつなぎにして、地方の自然の風合いと産物のすばらしさ
を都会の人達にも知ってもらい、地域における活性化と連携を
推進して行きたいとの、お話でした。長井でもロボットの大会を
通じて、関東地区等の都会地との交流を深めているわけですが
周辺市町村には、地域活動が知られていないのが現状のようです。
これからは、せめて西置賜を一つの単位として其の地区其の地区の
住民活動を知ることに勤め、連携できることがあれば大いに
連携し大きな輪の中での地域活性化と楽しい環境つくりが
地方には大事なのかもしれません。

天空の夫婦愛

今日7月7日は七夕。天帝の娘織姫(こと座のブェガ)と牽牛
(わし座のアルタイル)の星どおしのロマンスを物語った
季節のお祭りと伝承されている。世界各国で形を変えての
七夕があり、天に登った織姫と彦星が天の川とゆう大河によって
引き裂かれ1年に一日しかあえなくなる結末は、各国共通の話だ
そうです。その会える日が7月7日なのだそうです。
日本各地で様々な行事が行なわれ、この日の織姫と彦星のデイト
を祝って、天空のロマンに思いを寄せています。
仙台の笹かざり、秋田のねぶた、松本市の七夕人形、富山の七夕
提灯、鹿児島の七夕相撲等各地で、お盆を前にしての心の
清めを意識しての行事が沢山行なわれるようです。
残念ながら今日の夜空は、曇っていて星を見ることは出来ない
様ですが、私も日頃ろくに夫婦の会話もなく、過ごしていますが
今日くらいは、夫婦としての会話に時間を割こうかと思います。
皆さんも七夕の日くらいは、夫婦の日に設定し二人の会話を
楽しんではいかがですか。

あじさい

  • あじさい
会社のまわりのアジサイが、ようやく満開の花を咲かせています
アジサイは日本特有の花木で、奈良時代より栽培されていたと
資料にあります。其の時代の有名な歌人に "あじさいの 
八重咲く如く 八代に をいませ我が背子 見つつ偲ばむ"
(左大臣 橘諸兄)と歌われているようです。
花言葉は、「移り気」とか「高慢」花の色が開花から日にちが
経つごとに変わっていくことから、花言葉が生まれたそうです。