HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

故郷はとうきにありて想うもの ?

そんな時代もあったんですね。
明日9月19日より企業では、五日間の大型連休が
始まります。昭和30年代集団就職で、夜行列車の
鈍行にゆられながら、上野駅についた"金の卵"達は
都会の空の下で、今いかがお過ごしであろうかと
ふと想うことがあります。私もその一員で
有りましたが、都会生活を早くに諦め帰郷し
もう48年ほどになりますが、私に取っては正解だった
思いがいたします。故郷は市街地は道路が拡張整備
され建物は、新しく今風に変わってきておったり
店舗が外部資本の進出により大型に、なったり
変わっては来てますが、一歩郊外に目を移すと
田んぼ、里山、野川や最上川縁の装いは、30年代と
変わらず、自然の豊かさを保っています。
唯其の頃と大きく違ってきたのが、小学生の数が
大きく減少してきていることが気がかりです。
かっての"金の卵"の方々も、もう人生の終盤の年齢
に達していられる事と思われますが、故郷回帰や
一時帰郷を頻繁に、試みられる事をぜひお勧め
いたします。
故郷は、味わって見てこそ其のすばらしさ、心の
癒しが感じられ、歩んできた人生にスパイスを
与えるものと、心から思います。

赤とんぼと蕎麦の花とコスモス









今日は久しぶりに体を一日中動かした。
とっても疲れた。
晴れた秋空に舞うとんぼと白い蕎麦の花、
ピンクのコスモスが
疲れた体に、優しい季節をあじわせてくれた。

新製品開発へのロマン

発想から役一年、社内の技術陣が試行錯誤の中
2点ほどの開発に取り組んでいましたが、ようやく
峠を越え、実用実験を行なうまでにきました。
100万回の耐久実験を、行ない始めました。
今7万回でありますから、おそらく終了するまで
後二ヶ月は要すると思われます。結果次第ですが
市場ディビューは、うまくいって来年の4月かなと
思っています。
厳しい景況の中、攻撃的な戦略の中で社員の意識の
高揚を保つには、思いから何かを新たに生み出す、
行動をとらせていく事が、とても重要だと
思っています。
それらの過程の中で、新しい技術を学び結束を
強めていく、そして期待と希望を与えていく。
経営戦略の中で、時には冒険も有りかなと、思う
昨今です。

一雨ごとの秋の深まり










朝夕の涼しさは、日を追うごとに強まり、一雨ごとに
秋は深まってゆく。早いもので昨年のリーマンショックの
大不況の始まりから、もう一年を経過しようとしている
景況は底どまりから、上昇へ転機しつつあると言われ始めている
が、なお厳しい情況の毎日である。
しかしながら此処まで生き延びてきたのは、確かであり
各、地元企業の健闘振りには、光るものがある。
季節はいつもの年のように、其の装いを変えることなく
秋を深めていく。自然のなりわいの普遍化に敬意を覚える。
企業経営もこの様にありたいと願うばかりである。

一人部屋での職務

今まで長年総務のデスクで、
会社業務を行なってきましたが、今回別の部屋のデスクに
移動してから一ヶ月たちます。
この部屋はもともと応接室として、作ったものです。
会社を創立してから、今年で38年細部にわたるところまで
すべてワンマン的に、指示して来ましたが、少し次世代のため
離れて見ようとの思いがありました。すべてが見える場所では
ついつい口も出ますし、手も出ます。まして総務には社内の
すべての情報が、毎日山ほど集まってきますし業者、その他の
来客も多く、目に触れます。
他の社員で充分対応できる事柄でも、ついつい私が対応してまう
事が多かったわけで、それでは次世代の成長する芽を摘んでいる
感じが最近してきておりました。
ましてこの不況下、雑務に追われることなくじっくりと
一人戦略を練る、環境が必要であったのかも知れません。
最近部下の報告や相談が、的確になってきたような気がします。
私の部屋を訪れては、良く報告や連絡や相談を今までとは違って
まめにするように成ってきました。
総務にはそのままデスクを置いてありますので、時々座りに
いきますが、快適な一人部屋での職務をこなしている昨今です。