HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

昭和33年卒長井中学校3年7組クラス会

12月17日タスビルにて、地元在住の人だけで
担任の奥山としお先生を囲って七、八年ぶりに
クラス会を行なった。
参加した級友は、いずれも元気一杯
師走の夜に、昔話に花が咲く。


縺れた糸(思考)

何時もの如く、朝の幹部会議を開く
私に報告内用がどうも、ちぐはぐで要領が
得ない常務。最近創立以来の大きくて、複雑な
装置を受注したことで、その進め方で頭の中が
糸の縺れで迷いに迷い、苦しんでいるようであり
そっちに、手をつけこっちに手を付けで
的確な指示を、部下に出せなく当然私に対しての
報告も、心此処にあらずであったようである
久しぶりに、彼の話をじっくりと聞き、
その上でいくつかの方法を助言する。
悩みや、ストレスを理解して上げる事によって
彼は、自分で自分の糸の絡まりを整理する
事が出来たようである。
最近地域内で立て続けて
自殺者が、出ているようであるが、すべて
孤独の中で、問題を内に蓄積してしまい
その重さに耐え切れず、崩壊してしまうのが
多い気がする。誰かに話していたら、誰かが
話を理解してくれたらと思う。
人はコミニケーションによって、多くは
その心の、もつれを解くことができる。

師走に思う

師走の呼び名とはどこから、来ているのだろう
師が走るとは、誰を持って師と言うのだろう
ふと思ってしまい、調べて見る。
一年の終わりで忙しく、師匠が走り回るとか
年の瀬の読経のため、法師が彼方此方によばれ
走り回るからとか、歳が終わる月とか、農事の
すべてが終わる月とか、様々な意味から
日本古来の月の呼び名、例えば睦月、如月…
師走の中で、一年の終わりと言うことで「師走」
が現代にも一番なじんだ呼び名のため、広く
社会生活の中で、使われているようです。
私流に解釈すれば、師とは中小企業経営者
年の瀬を駆けずり回らないと、"越すに越せない
大井川"の心境で、来年に希望を持つにも
新年を迎えることが、出来ません。
歳果てる月に、静かに一年の歩みを振り返って
みる。そんな心境で師走を過ごしたいものです。

NHKドラマ坂の上の雲

司馬遼太郎の同名原作を、基に作られていて
毎回興味深く見ております。
実は原作を大分前に、第一回のものだけ
読んで、ほっといたのでありますが、
今回第八巻まですべて、購入しむさぼるように
して読んでおります。面白いというより
明治維新後の日本における、政治、経済、
庶民の暮らし、等が手に取るように詳しく
描かれており、且つ又人々の生きることへの
希望や躍動感が現代には無い、考え方で
描かれており、列強の中で財政難といじめに
苦しみながら、日清、日露の戦争を行なわれ
ば成らなかった背景を実にわかり易く、記述しており
それらの中で、苦しみながらも生き生きと
活動する多くの、主人公の人物像とその哲学
を仔細に描いている。その根本は現代の
すべての、現象に通じるように思え大変勉強に
なる。正に温故知新の思いである。

県内製造業に二番底か

11月に入り、県内各地区の金属系製造業の
仕事量の落ち込みが、一段とひどくなって来てる
との情報が、飛び交っている。
昨年の同時期より、低下しているとも聞く
それに、価格の落ち込みもひどい情況に
成ってきている。
政権交代後の、混迷の中で目標の定まらない
国家運営が、人心の不安をかもし出し
計画をストップさせ、前に進む気持ちを
躊躇させている。景況の立ち直り無くして
国家の繁栄はありえないし、世界での孤立化を
増幅している。お坊ちゃま政権に庶民の
心情がわかるので、あろうかはなはだ
疑問を感ずる昨今である。