HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

初秋とゆうがおと花火

季節は酷暑の中で、初秋を迎える
けだるさの中で、ゆうがおを食べる。
にわか雨の合間に墓掃除に出かける、お盆と
年一度の遠き所よりの、親族を迎える準備に
忙しい。
故郷のお盆は、年一度の家族親戚の絆を再確認の
時期。花火を眺め、スイカを食べ、お袋の味に
話が弾む。






今日励まされる(八月七日)

仕事の忙しさに託けて、八月五日付けのブログで
しばらくプログ休む宣言をしたら

「それは違うと思います」
何かと高齢者の消息が判らなくなっている昨今、
社長のブログは貴重なものであります。
地域貢献の意味でも、また俺は生きてるぞ!
と頑張って毎日お願い致します。

とコメントを頂いた。
西置賜産業会員の、次世代リーダーの斉藤君
毎日読んでくれている。
ちょつと心のキャパが仕事の焦りで、収縮してたかな
反省してます。また書かせて頂きます。

夢でのタイムスリップ

「そこ、そこ其の石のかげに、いるだろう」
夏休みの夜、野川。あやめ公園付近の鉄橋の下から
谷内橋方面に、向かって父とバケツを持ち
かがり火を焚きながらの、夜の魚取りである
当時子供たちの間では、ガス灯を使って"よづき"
と、言って浅瀬で眠っている川魚を"やす"で
突き刺してとる、実益を兼ねての遊びが、流行っていて
日中は、水鏡で川底の石をやすの先で、
ひっくり返しながら、"かじか""はよ""おいかわ"
"みょうぜん"を"やす"で、刺してとる遊びが
日課のようになっていて、子供にとって夏は
真っ黒になっての、天国であったような気がする
とった獲物は、てんぷらにしてのおかずに
なったり、佃煮風に、煮込んで弁当のおかずになったり
でした。昼に比べて、夜の小魚つきは大量に獲物が
取れる、当然眠っている状態を取るのですから
逃げられる回数が少ない。
ただ灯りの燃料と、器具が必要だから経費が
かかる。何度もガス灯を買ってくれるよう親に
せがんでは見たが、当然余裕のない生活だったから
父親にとっては、かってやれない事に毎日切ない
思いで、あったらしい。
ある日、「今日夜づきにつれてってやる」
父40歳、私10歳の夏休みの時である。
父は腰に藁はけごを付け、其の中になにやら
小さく刻んだ木片が、沢山詰まっていた。
手には、針金製の提灯の骨の部分だけの道具を
持っていた。「ガス灯は?」と聞くと「もっと明るく
照らす道具を作ったから大丈夫」と父はにっこりと
自信たっぷりの笑顔でそう私に言った。
父の腰の"はけご"に入っていた木片は、松の根っこ
を乾燥し、こまかく刻んだもので
乾燥した根では重量比20~30%の燃料が採取で
き、戦争中には燃料不足で、戦闘機が飛べなくなったとき
その成分の松根油(しょうこんゆ)で飛ばした事も
あるんだよと、後で父が教えてくれました。
当然松の根っこ燃料のかがり火を焚いての、夜の
魚とりは、バケツ一杯の大量でした。
夜遅く帰宅し母に、様子を語っているにこやかな
父の顔を今でも、覚えています。
もう父の亡くなったときの歳を、過ぎている私に
夢でのタイムスリップを、見せてくれるという事は
「金がなければどうにもならないよ」的、現代の
状態に、「創意工夫こそ経営の奥義だよ」と
知らせたかったのかもしれない。
もうすぐお盆だし、墓掃除でもいこうかな。

陣頭指揮

顧客からの再三の納期督促。計画より大幅の遅れ
日程予測の甘さから、今社内は緊急事態、盆休み
一部返上しての、日程を組みざるを得ない。
装置産業の泣き所であろうか、設計変更が随所に
出てくるのは、何時もの事であるが、今回だけは
少ない日程の中で、無理して受注したことが
裏目に出てしまった。
今日から設計部門、組み立て、電気、加工、外作
の隅々まで、陣頭指揮をし一括管理、指揮系統を
私一本に集中し、顧客対策も一手にひけ受ける
超ワンマン体制を、八月末まで敷くことに
しました。
しばらくブログは、お休みしなくてはと思っています

もみじマーク

腰痛がひどく、整形に薬を調達に出かける
夕べのアルコールで、二日酔い気味、暑さも伴って
今日は体調もすぐれない。医院の駐車場には
後ろ向きに駐車している車が10台ほど
そのいづれの車にも、もみじマークが張られていた
考えてみると、老齢化が進むと間接痛や筋肉の
衰えによる、歩行困難当の症状が出てくるため
整形開業医の患者は、必然的に高齢者の通院が
多くなりもみじマークの、車だらけの状態も
うなずける。
普段国の保険制度の財政問題等、あまり気にも
留めないでいますが、少子化の進む中で
支える分母の数が小さくなる事により、負担の
値が増大していく医療保険の実態が
駐車場のもみじマーク車の縦列の中に、改めて
考えさせられた。