HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

上を向いて歩こう

1月6日読売新聞の2011年の展望の題目で、同紙
文化部長増沢一彦氏のエッセイ的記事が15面に載っていた。
映画や出版物等を例に挙げ、現代の家族崩壊の世相を危惧して
坂本九ちゃんの"上を向いて歩こう"のヒット曲や、小津安二郎監督の
"東京物語"の内容にふれ、"ひとりぼっち"を解消する、新たな
絆を今模索するときである。とのべられていた。
そして一人一人が前を向きそして上を向いて歩けるように、
と願いを込めて。とむすんであった。
おりしも、私事ですが昨年11月朝日新聞のニッポン人脈記
と言う、記事で中島隆記者に取材を受け、1982年地元工業高校
定時制課程が幕を下ろす時、最後の八名の卒業生のため
坂本九ちゃんの"見上げてごらん夜の星を"や"上を向いて歩こう"
の歌をなまで、聞かせてやりたいと、大勢のOBたちの思いから
坂本九本人に、この小さな田舎町にノーギャラで、来ていただいた
思い出をベースに、それから2010年までの事を取材していただいたの
でした。それが1月4日の朝日新聞全国版の夕刊の一面に
乗せていただいた。地域では夕刊がないので5日の朝刊に
記載されていましたが、本日其の日の夕刊が中島氏より
送られてきました。そんな時読売新聞の"上を向いて歩きたい"
と言う、記事を読み懐かしく当時を思い出しながら
景況や世相がいかに荒廃しようとも、しっかりと上を向いて
歩くことが、明日への道に繋がるんだろうと同感しました。



仕事初め

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
今日1月6日、当社仕事初めです。
年末年始の休暇一週間を過ごしまして、大分リフレッシュ
して、いよいよ新しい年へ向かってのスタートです。
私も70歳と言う大台の年を迎え、会社も創立四十周年の
区切りを迎えることになりました。
新しい年を迎える毎に、最近は心を一つづつ若返って
行く事にしています。"生涯現役"を目指して今年も
若い人からは、嫌われ者に徹してこの一年を過ごそうと
初詣で誓ってまいりました。息子たちにとってはうるさい親父で
、妻からは年寄りらしく今年は丸くなれと、新年早々苦言を
もらいましたが、中々そう出来そうもないです。
いまさら"好々爺"で、過ごすことも性格的に無理と自覚
してますから、生き方は変わらないと思います。
生涯現役を全うするには、守りに入るより攻めの生き方で
仕事も、社会でもこの一年過ごしたいと思っています。
ウサギ年の景況は、過去においても上昇機運の年だと
言われています。何事も気持ちの持ちようが幸せ感を
決定すると言われます。私も素直にこの言葉を信じ
今年一年粛々と過ごそうと思います。

老兵の2010年(4)

個人的な一年を、考えてみると健康診断でちょっと引っかかり
大腸検査を受けたり、腰痛で三ヶ月ほど通院した事を
除けば、まあ大体健康であった年だといえる。
いろいろな所で、言いたいことをストレートに言って
大分嫌われたのが、マイナスだったかなと反省はしています
高校生やその親御さんに、卓話をしたり県採用の置賜地区
高校新任教師に対しての、研修講話をさせていただいたり
県の会議に出席して、発言したり様々な経験を通して
勉強になった一年でもあり、最大の喜びは孫に新しい母親が
出来たという事。二歳の時より五年間に渡って妻と育ててきた
孫を思うとき、本当に良かったと思った一年の師走で
ありました。本年のブログはこれで終了です。アクセスして
頂いた皆様に、心より感謝申し上げ、皆様がたがよい新年を
迎えられますよう、お祈り申しあげます。

老兵の2010年(3)

メデアや他の地域、或いは大学等からの視察や取材の
多かった年でもある。
1月のNHK取材班が長井市を訪れる
全国放送の"クローズアップ現代"の取材でを初めとして
島根県視察団が長井市を訪れる
4月には専修大学準教授来社、5月には大東文化大学教授、
明治大学教授、大正大学教授と生徒、静岡大学教授
その他の地域活動へのヒアリングでの来客も多かった。
又メデアにおける取材が、例年になく一時期に集中したのも
珍しい年で、山形NHK、BSNHK、河北新報、毎日新聞、朝日新聞
山形新聞、公明新聞の各社が地域における、学校と行政と企業
の関連の中での人材育成や地域活性化に対する、連携しての
道程に、大きな興味を覚えたらしい。
何はともあれ、人口三万弱の長井市の連携が全国に発信される
ということは、手法はどうであれ大切な事だと思っている。
そんな事から、このこともこの一年の成果かなと思います。

老兵の2010年(2)

地域活動の中では、長井工業高校体育文化後援会長として
商工会議所常議員の立場として、西置賜産業会会長として
の主に三つの役割の中での、活動でしたが其のどれもが
必ず、行政、会議所、学校や企業の連携やら連帯に結びついた
ものであったことが大変意義深い年で、あったように思われた。
キャラクターロボットの開発を始め、二足歩行ロボットと
マイクロマウスと産業祭を、セットにしたタスでのイベント
工業高校における、文化祭への地元企業の製品展示或いは
農工連携に基づく、エコエネルギーの勉強と開発等、多くの
方々の協力を得て次世代グループが中心となって、人材育成
を柱としたプログラムを推進できた事は、これからの"地域活性化
の在り方に一つの目標を、見い出した感じがした一年でした。