HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

埼玉より来客

かねて取引のある埼玉県の自動機メーカーさんが、四名ほど
来社され、業界などの景況などにについて、懇談をする
関東方面のメーカーの中では、専用機を使わず従来の生産
方式で、"ものづくり"をやって来ていた中堅メーカーが
最近製品のデフレ傾向の中、価格の落ち込みを受け
コストの削減を迫られていて、どうしても専用機などの
設備を導入しての生産に切り替えていかないと、競争できない
情況に成ってきてるようで、自然と昨年の同月に比べると
約三倍ほどの引き合いが、来てると言う。
うらやましい限りで、話を聞いていた。
この状態が夏ごろまでは続きそうだから、協力をしてください
ということで、来社されました。

長井商工会議所新年会

昨日タスパークホテルにて、商工会議所会員新年会が
行なわれた。
北川正恭氏(早稲田大学大学院教授)の後援会に始まりその後
引き続き祝賀会が開かれた。
講師の話には、既成概念からの脱却こそ地域経済の活性化に
つらなり、我田引水的考えでの経営や、組織の運営には
地域の明日はない。若者の代等こそ地域を変えるエネルギー
であると、熱く語られていた。
一番のネックは、硬い考え方の老人たちが役員を、独占し
其処に居座り君臨し、組織全体を支配している現状を
壊すべきであり、時代背景をかんがみ果敢にそれの運営や
事に当るためには、既成概念に凝り固まっている現況の
組織構成では、地方はますます限界集落への、速度を増す。

又主催者側の念頭の挨拶では、景況に対する悲観的話ばかり
世界的景況はさることながら、鳥の目で見ることも必要で
あるが、地方の現況打開には、虫の目で見ることも大変
大切な事であろうと考える。

提言(山形新聞1月19日夕刊に記載)

昨年山形新聞長井支社長の佐藤氏より、依頼されていた
西置賜産業会の活動等を、書いてほしいといわれ、目的や
人材育成に、関する地域産業の動きや、又地域製造業に
置ける未来展望を推進するための、連携や連帯に関する
考えを1200字ほどの提言にまとめて、提出していました
原稿が、1月19日附けの山形新聞の夕刊に記載して、
頂きました。
今年は我々にとっては、なりふりかまわず、恥も外聞も
気にせず、創業時の原点に戻って贅肉を切り落として
トップ自らが、かっこつける経営から脱皮して真の"経営"
を構築しなければ、泣きを見る年だと思えるのです。
時として、現役のトップでありながら社員の勤務している
時間に、接待と称してゴルフ等の遊興にふける方も少なくない
細かい事だが、トップの自ら律することから始めよと
次世代の幹部の人達には、特に理解してもらいたいと思う。

遅刻、早退、欠勤が続く



1月に入って、寒さ、降雪、吹雪の悪天候が続いている。
積雪も優に1M50を超え、家庭でも職場でも連日の除雪作業が
続いている。社員各位もすっかり疲れきっているのかも
知れない。ここに来て体調不良で欠勤や、早退が続く
雪国では、少々の降雪では驚かないし苦にもしないのですが
今年の降雪にはすっかり、参っている。
仕事の進捗も二割くらい減退している。雪の少ない地域に
比べて今年の雪は、大きなハンデとなってのしかかっている
この地区の方言で「おじょもしている」"心静かにその情況を
受け入れる"という言葉があるが、全く其の通りで
自然の営みには所詮人間には、勝てない事をまざまざと
感じている今日この頃であります。

仲間達の景況

1月の半ばをすぎて、同業者(金属製造業)の様子に少し明るさ
が感じられる。様子を聞くと大分忙しくなってきてるという
年明け時今年も昨年並みの景況で終わるのか、等々の
新聞紙上やテレビ報道などの、評論家の先生たちが話して
おられたのは、殆どが悲観的要素が多かった。
ここに来てはっきりした理由は分析できないが、大手メーカー
の業績が3月決算期を前にして、悪い悪いと過去に言ってきた
割には、大幅な増収が見込まれ始めたらしい。そのため
今まで止めていた、設備関連の一部を解禁し計画に
乗せてきたらしい。決算期を目の前にして予算を執行しようと
発注をかけてきた帰来があるように思える。
相変わらず価格の厳しさと、納期の短さはあるが
仕事の問い合わせが、大分増えてきたらしい。
大変いいことだと思っている。来期に向けてもこのことが
続いていけば、地域活性の取り戻しも可能かも知れない。