HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

今日3月24日の西山

まだ春浅く、朝の陽に生える山々


放射線の報道に一喜一憂

最近原発報道に、嫌気がしている。他人事のような解説者
の言葉を聞くたびにもうテレビを見まいと思うが、つい
気になって見てしまう。被災して避難生活の方々にとっては
明日のことより、今日をどう生きるかで精一杯の生活を
されている事と思われますが、原発の問題はその収束段階の
道筋が中々進んで無いみたい。一度に四ヶ所もの原発が
トラブッテいるのだから、無理ないとは思われるが
報道を見ながら一喜一憂している自分に、なるようにしか
ならないのだからと、括を入れている今日この頃であります。
交通網が着実に復帰しつつあるのは、生産活動にとつて
ほっとした安堵感を与えてくれるのが救いです。

余震と不安

朝トイレに入っていて、ぐらっと来た昼といわず夜といわず
余震の回数が多い。携帯のメール受信は地震情報で埋まっている
いつまで続くのであろうか。原発も明るい方向に向かっていると
言うが、放射性物質の検出は日を追って拡散されているようである
原発より120K程はなれた此処山形でさえ、平常値を超えた
値が検出されたようであり、原発トラブルの不安は増大している
何しろ目に見えない事態であるから、いっそう厄介である
11日の巨大地震の二次災害は、原発をはじめとして各経済
にも大きな、傷跡を残している被災地はおろか、被災の
無かった地域においても、まず中小の商工業者が経済的
停滞の中で苦しんでいる。例を挙げると飲食業の衰退は
客数ゼロの日が地震後続いているという。
夜の街は人影もなく、灯りも暗くゴーストタウン的情景で
ある。お客心理としてはこんな非常時に酒飲みなど不謹慎
と、外出を控え家にじっとこもっているのであろうが、
お金の流通を活発にして、被災地支援を行なうにも長期な
支援を覚悟して、まずは支援する側の足腰と精神面を強く
して、通常の経済活動や市民生活を早く取り戻す事が大切な
様に思えます。

西置賜産業会臨時理事会

今日一時より臨時理事会を開催し、今般の東日本太平洋
巨大地震被災地区に対する、義援金支援に関する話し合いと
各企業における営業情況の、情報の収集に当たった。
会の予算から義援金を行なう事で、全員の一致を見たため
早急に其の手はずを事務局に、依頼することになりました。
又企業活動においては、まだ燃料不足と材料、後処理に
難があり、もう暫く不本意な生産活動が続くと思われる
というのが現状との情報でした。なお生産設備や人員に関しては
平常を保っており、燃料事情が解消されれば増産体系も可能
と、各会員企業の話でした。

地震発生12日目

東北の大動脈東北新幹線も部分折り返し運転再会と言う
全線運行に、急ピッチで復興に努力していると言う、米坂線も
全線復興、山鉄も漸く運行、東京から新潟経由で当長井市に
入る事が出来るようになりました。
燃料も大分緩和されてきているようで、一事燃料不足で
停止していた各企業活動も、平常に戻りつつあります。
ただ不安なのは、当地とは約120キロにある福島第一原発の
トラブル解消がまだめどが立たない事です。其処からの避難者が
当市にも大分増えてきています。命を懸けてトラブル解消に
従事している方々には、敬意と感謝の念に耐えません
このことの終息によって、初めて復興への全日本的活動が
加速出来るような気がします。